我が家には、野良猫出身の猫が2匹います。かわいくってかわいくって仕方がない毎日を過ごしています。
私は、子供のころから猫のいる生活をしています。猫のいない人生は考えられません。
これから猫を飼おうか悩んでいる方、すでに飼っているけど飼い方が不安な方に、お世話に必要なものや注意点などをまとめました。
また、猫がなつかなくて困っている方、もっと猫と仲良くなりたい方には、猫の特性などをもっと知ってもらい、楽しい猫ライフを送ってもらいたいです。
猫の成長
生後1か月で乳歯が生え、離乳食を食べ始めます。
6か月くらいで永久歯が生えそろい、10か月くらいで子供を産めるようになります。
1才になるころには、立派な大人です。
大人の猫の知能は、人間でいうと3才くらいの子供と同じくらいです。
自分の名前や、「ごはん」「おいで」など短い簡単な言葉は覚えます。
猫の飼い方
・用意するもの
猫は躾が簡単で、留守番もできる飼いやすい動物です。
餌と水と食器、トイレ、爪とぎ用品、猫じゃらし等があれば飼うことができます。
爪とぎの心配があるかと思いますが、部屋のあちらこちらに「爪とぎ用品」を置いといてあげると、結構大丈夫です。
壁で研ぎ始めるようなことは私はされたことはありません。
うちの猫は、鍋の形の爪とぎ用品がお気に入りです。
お店に行くと、いろいろな爪とぎ用品が置いてありますので、気に入りそうなものを選んであげるといいですね!
失敗は、猫が革製のソファーが大好きすぎて、端をかんだり、爪を研いだりして、駄目にしてしまいました。革製と布製の家具は要注意です。
・運動不足予防
猫は室内だけで飼うことができますが、運動不足になりがちです。
飼い主が遊んであげたり、キャットタワーなど遊べる場所を作ったりして、猫の健康を気遣ってあげましょう。
うちの猫はキャットタワーは、気に入ってよく利用しています。
・ペットの病院
ペットを飼っていると、怪我や病気になることがあります。近くの動物病院を見つけておきましょう。
病気を防ぐための予防接種や避妊手術、去勢手術も必要です。
特に、オスの場合は、メスがいないから大丈夫と思いがちですが、去勢しておかないとマーキングをし始め、その匂いが強烈ですので、去勢手術をおすすめします。
急に病気になるので、病院の休診日や診察時間はチェックしておきましょう。
・その他注意すること
飼っている猫は、外に出てしまい事故にあったり、そのまま帰ってこなくなり野良猫になってしまったりしないように気を付けて生活しなければなりません。
また、家の中では、電気のコードをかじって感電したり、置いてある観葉植物を食べてしまったりしないように、気を付けましょう。
観葉植物は、猫が食べると中毒をおこしてしまうものがあります。花屋さんやホームセンターでも良く見かける、「ポトス」や「モンステラ」も食べてしまうと中毒をおこしやすい観葉植物の一つです。
野良猫の飼い方
今までに、野良猫を飼おうか迷ったことがある方もたくさんいると思います。
今、すでに飼おうか迷っている方もいるかもしれませんね。
野良猫の寿命5年、飼い猫の寿命15年と言われています。
もし、猫が大好きで責任を持って一緒に生活ができるのであれば、助けてあげてください。
我が家には猫が二匹いて、どちらも野良出身です。
もし、「野良猫を飼う!」と決心した場合、どんなことをしたらよいのかをご説明します。
①野良猫を飼うことに決めたら、まず、動物病院へ連れて行きましょう。
②そこで、猫エイズや他に何か病気を持っていないかを血液検査で調べてもらいます。
③また、ノミや寄生虫がいないか便検査を受け、ワクチンやノミ駆除、消化管内寄生虫の駆除を済ませましょう。
④その他、もしかしたら野良猫ではなく、迷い猫で、その猫の飼い主が探している場合があります。
警察に猫を保護したことを伝えると、迷い猫だった場合、猫助けになりますので、面倒に感じるかもしれませんが、お願いします。
⑤これで、安心して、我が家の一員としてかわいがってあげましょう。
猫のことをもっと知ろう
・鼻と耳
犬の鼻と耳の良さはよく聞きます。
実は猫も優れた鼻と耳を持っています。猫が鼻でにおいをかぐ能力は、人間の20~30万倍と言われています。
耳は、人間には聞こえない高い音を聞くことができ、ネズミの足音や子猫が呼ぶ小さな声を聞き取れます。
・猫のひげ
細い隙間や穴をくぐりぬける時、猫はそこを通れるかどうかを、ひげで測っています。眉のひげを含め、猫の顔を囲むように生えています。
ひげはアンテナのようになっていて、ひげの先で触って、幅や穴の大きさを測ります。
猫にとってひげは大切ですので、いたずらでカットしてしまうことはないようにしてください。
・猫がなでると喜ぶ場所
前足や後ろ足では届かない場所や、舐めることができない場所をなでると喜びます。
背中・・なでてあげたり、猫用のブラシでブラッシングしてあげると喜びます。
耳の後ろ・・指先でやさしく掻いてあげると喜びます。
目の間や額・・ゆっくりなでてあげると喜びます。
のどやあごの下・・優しくなでてあげると喜びます。
尾の付け根・・軽くとんとんとはたいてあげると、お尻を上げて喜びます。
飼い主との信頼感が大事ですので、まだ慣れていない猫でしたら、徐々にスキンシップを取ってあげましょう。
・猫が嫌がる場所
尻尾と足をつかまれるのを嫌がります。慣れている飼い主でも嫌がりますので、気を付けてあげましょう。
・のどをごろごろ鳴らす
猫は安心している時や、飼い主に触られて気持ちのいい時などに、のどをごろごろと鳴らします。
この音はのどの声を出すところの少し下にある「副声帯」というところを震わせて出していると言われています。
安心している時の他に、苦しい時や嫌な時などにも喉を鳴らすので、要注意です。
怪我した時に、ごろごろの音の振動が、骨の細胞を刺激して、怪我が早く治るということが分かっています。
また、嫌なことをされた時に、気持ちを落ち着かせるために喉をごろごろと鳴らす時もあります。
・かまってほしい時
読書や新聞を読もうとすると、その上に乗ってきたり、パソコンを使おうとすると前に座ってきたり、テレビを見ているとテレビの前に座ったり、邪魔をしてきます。
また、足に体をこすりつけてくる時もあります。
猫がかまってほしい時の行動ですので、こんな時には怒らずにかわいがってあげましょう。
・排泄の時の砂かけ行動
猫のトイレの様子を観察すると、自分でした排せつ物に砂や土をかけているのを見かけた事があると思います。
これは他の猫に、自分がその場所にいることを知られないようににおいを消しています。
家の猫も、その習性でやってしまいます。
初めて猫を飼う場合のトイレのしつけは簡単です。
最初にトイレにしたい場所に、おしっこやうんちなどのにおいを付ければ、猫はすぐにそこがトイレだと覚えます。
稀に、なかなか覚えてくれない猫もいるようですが・・・。
トイレが汚れていると、せっかく覚えてもそこでしなくなってしまうので、いつもきれいにしておくことが大切です。
・こすりつける行動
猫は、おしっこでにおいを付けるほかに、お尻ににおいを出す「臭腺」があります。
また、顔の横からも、わずかなにおいが出ます。
これらのにおいを気に入った場所や物にこしりつけることで安心したり、他の猫に自分のことをにおいで知らせたりします。
まとめ
猫も命ある生き物ですので、その時の気分などで安易に考えずに先々を見据えて飼いましょう。
お金がかかる、旅行にあまり行けなくなる、毛が抜けるので掃除が大変になるなど、犠牲になる面もあります。
ちなみに、私は長い旅行の際には、信頼のある動物病院で預かってくれるプランがありますのでお願いしています。
でも、犠牲になる面が見えなくなるくらい、心を豊かにさせてくれる面がたくさんあります。
もし、猫を飼うと決心したのであれば、思い切りかわいがって、猫ライフを楽しみましょう!