モッコウバラは、一季咲きのつるバラです。
アーチやフェンスなど、よりかかるものがあると、自然にどんどん生長します。
我が家もフェンス一面にモッコウバラを広げるために、育成中です。
苗を植えてから5年目に突入しましたが、横に約10mくらい育っています。↓
ちなみに植えて2年目の写真がこちらです。↓
生長は早く、あっという間にモッコウバラの塀ができました。
今は、アーチに誘引中です。
花期は年に一度で、5月ごろに約3週間の見どころとなりますが、たくさんの花を咲かせ、素敵な庭にしてくれます。
一面の花に圧巻です!
花期は短いのですが、常緑なので一年中緑の葉で覆われ、貧相にはなりません。
日当たりと水はけのよい場所を好みますが、半日陰の場所でも生育しますよ。
通常のバラに比べると育てやすく、病気にかかりにくいので園芸初心者向けのバラと言われています。
5年目に突入して振り返ると、確かに病気にかかりにくいです。
しかし!
我が家のモッコウバラは、昨年から開花後に同じ病気にかかっているのです。
それは、葉に白い粉がかかったような見た目の「うどん粉病」です。
でも、何とか昨年も今年も克服しています!
今回は、どんなことをしてうどん粉病を克服しているのか対策とポイントをお伝えできればと思います。
うどんこ病とは
最初は「うどん粉病」を知らなかったので、
なんだか葉に白い粉が付いたようになっているな・・・
と様子を見ていましたが、あっという間にいろいろな葉に広がっていきました。
なんだか怪しいと思い、調べると「うどん粉病」なのがわかりました。
なんと、この白い粉のようなものは、カビなのです。
そして、カビの胞子が風で飛ばされて広がっていくのです。
うちの場合は毎年4月末ごろに開花し、5月中旬には開花終了なのですが、6月頭くらいになると「うどん粉病」にかかっているのに気が付きます。
さて、このカビはどんな悪さをするのでしょうか?
カビが葉を覆ってしまうので、うまく光合成ができなくなり、生育に支障が出てしまいます。
せっかく育ててきたモッコウバラが枯れてしまったら大変!!
一刻も早く対処しましょう!
それでは、どんなことをして対処しているのかをまとめました。
モッコウバラのうどん粉病対策
①うどん粉病をこれ以上増やさないためには、うどん粉病になってしまった葉を取り除くべし!!
before
after
ということで、花期後にちょうど枝が伸び放題になっているので、剪定も兼ねて切り落とします。
モッコウバラの基本的な剪定時期は、花期後なので時期的にもちょうどよいです。
もう思いっきり、ザックザック葉や枝を切り、樹形を整えます。
剪定が終わった後に伸びてきた枝に翌年花が咲きます。
モッコウバラは花芽を8~9月に形成するので、それまでには剪定しちゃいましょう!
剪定に使った道具は、写真に写っているものです。
45リットルのごみ袋2個分剪定しました!
掃き掃除を含め、約2時間かかりました~。
すっきりです!
②風通しよくすべし!
風通しが悪く蒸れてしまうと、カビの繁殖を多発させてしまいます。
なので、剪定は予防にもつながります!
③梅雨の雨でカビの発生を抑制すべし!
うどん粉病は湿度が低いと発生しやすい病気です。
梅雨前に剪定し、ある程度うどん粉病の葉を取り除いておけば、梅雨の雨でカビの繁殖を抑制し、「復活!」につながります。
梅雨が明けたら、うどん粉病用の薬(市販)を振りかけでおくとさらに安心ですね!
また、乾燥が続くようでしたら、定期的に葉に水を撒くと効果的です。
この後、花期後までうどん粉病の発生はありませんでした。
もし、花期後にうどん粉病になっていないとしても、この時期の剪定はうどん粉病の予防にもつながりますので、おすすめします。
モッコウバラのうどん粉病対策のポイントのまとめ
●花期後の対処法
手順
①花期後、うどん粉病の葉は切り落とす。
②梅雨前もしくは梅雨の合間に剪定し、風通しよくする。
③梅雨の湿気でうどん粉病を抑制する。
④梅雨後にうどん粉病用の薬を吹き付ける。
⑤乾燥が続くときには、葉に水を撒く。
●花期後以外の対処法
①うどん粉病の葉を切り落とす。
まとめ
モッコウバラは、フェンスに誘引すると花期にはフェンス一面に素晴らしい姿を見せてくれます。
しかし、このようにうどん粉病になってもならなくても、剪定が最低でも年に1度は必要になります。
また、花期後はかなりの数の落ち花が地面に広がります。
常緑ですが、古い葉は落葉します。
特に5月末から、6月頭くらいまでは、毎日掃き掃除が必要になります。
近所迷惑にならない場所に植えることをおすすめします。
手入れはそれなりにしますが、モッコウバラの花期は素晴らしいものですね。
大切なモッコウバラをうどん粉病から守りましょう!