赤ちゃんを出産して、授乳も思った以上に大変でしたが、定期接種が多く、そのスケジュール管理が大変でした。
定期接種をどんどん受けていかないと、溜まってしまう一方・・・。
何とか予約した日に接種させたいのに、体調を崩し、延期・・・・。
うまくいかないものです。
何を何回いつまでに接種するの?
この注射の後には、どのくらい期間をあけるの?
など、新米ママには結構難しく、疑問だらけです。
バタバタの日々の中、
どうにか定期接種させないと・・・
と必死になってしまいます。
もちろん定期接種する際には、病院側から、どんな病気を防ぐための注射で、どんな副作用があるのかなど説明や書類を貰います。
でも、あまりにも接種するものが多く、最初のうちはじっくり読んでいたのに、そのうちにその書類を読むのにも慣れてきてしまい、さっと読んで同意欄にサインしてしまうようになってしまう方も多いのではないでしょうか。
心の中に、「定期接種は義務なのかな」という確信したわけでもない思いが巡っているので、
副作用はちょっと怖いけど・・・
病気を予防するには大切なことだし・・・
「どうせ接種しないといけないんだから」
という義務的な思いが働いて、同意欄にサインしている感じもありますよね。
まさに私がそうだったのですが・・・。
娘は定期接種、任意接種すべて受けましたが、今思うと考えが浅はかな面もあったなと思っています。
定期接種は、よく考えて受けるものだと、今は思っています。
それでは、定期接種とはどんなものなのか、義務なのかどうかなどまとめてみました。
定期接種と任意接種
定期接種は、国が推奨し、定められた対象者が期間内に受ける場合は無料で受けられるという予防接種です。
一般的に、市町村の保健センターから赤ちゃんのいる家庭に、郵送でお知らせが届きます。
接種する期間が定められており、予防接種を打たないでいると、お知らせが何度もくる場合もあるそうです。
そうなると、
「定期接種は打たないといけないもの」
と思い込みがちです。
しかし!
定期接種は義務や強制ではないのです!
副作用のある予防接種を国が強制することはできませんので。
なので、予診票の最後に「親の意思で予防接種を希望したという親のサイン欄」があるのです。
定期接種を受けるかどうかは、家庭や親の判断で決めることができるのです。
定期接種は、義務ではなく、お金持ちとそうでない人にも平等に予防接種ができるよう国が保証してくれているものなのです。
任意接種は、ワクチンとして国が認可をしているけれど、特別推奨はされていないワクチンです。
打ちたい場合は自費になりますが、市町村によっては助成金を出しているところもあります。
定期接種はお知らせが届くし、摂取していないと早く打つように言われることがあるので、義務感を凄く感じます。
定期接種を打つ時期が決まっているのは、「計画生産」で「計画消費」でないと、ワクチンメーカーが困るので、打つ期間が決められているというのが一理あると耳にしたことがあります。
スケジュールに追われて、鼻水が出ているのに予防接種に無理に出かけていくのは、子供の負担になるのでやめましょう。
ワクチンとは
ワクチンは、安全を考えて作られたものです。
ワクチン接種は、体内にウイルスや細菌などの遺伝子の一部を入れるということです。
軽く病気にかかたような状態にすることで病原体に対する抗体を作ります。
なので、人によっては副作用が起きる場合があるのです。
しかし、ワクチンを打ったおかげで重篤な病気にならなくてすむことが期待されます。
ワクチンの副作用について
人によって、ワクチンによって副作用はいろいろとあります。
予防接種は国ですすめていることなのであまり報道されませんが、副作用の届け出は思っている以上に出されています。
厚労省のHPで副作用の届け出のリストを見ることができます。
例えば、「ヒブワクチン」ですが、平成30年11月1日~平成31年2月28日の半年間で重篤(病状が非常に重いこと)の方が15人という結果でした。
厚労省 副作用の届け出資料はこちら
↑このページを開き、「資料」を押せば、pdfで見ることができます。
しかし、ワクチンを打たなかったことで、ワクチンを打っておけばならなくて済んだ病気にかかってしまう可能性があることもお忘れなく!
まとめ
定期接種を受けるかどうかは、それぞれの家庭でよく考えて決めることです。
それなのに、
あの子は、定期接種していないそうよ・・・
親が予防接種へ連れて行ってくれなくてかわいそう・・・
と悪く噂する方がいますね。
もっとひどい人は、
あの子は予防接種していないから、病気うつされそうで怖い
と言うかもしれません。
でも、ワクチンを打つことに抵抗がある人はいますし、予防接種は選んだものだけ受けると決めている人もいます。
ワクチン接種は、重篤な病気を防ぐ一方、副反応を起こす可能性があるのですから。
定期接種を受けるかどうかは、人それぞれ。
それぞれの人がいろいろな考えを持って決めていることです。
周りの意見を取り入れながら、我が子のためによく考えてどうするかを決めるのがよいのかと私は思います。