お盆には、精霊棚を作るご家庭が多いと思います。
お盆に実家に帰ればきっと見かけることでしょう。
うちの娘もお盆の時期に実家へ行くのを楽しみにしています。
提灯を持ってお墓へ行くことが好きですし、精霊棚の飾りがきれいなので喜びます。
位牌、盆提灯、精霊馬、仏花、お供え物、盆団子、三具足など飾る中、子供の心を引き付けるのはきれいな朱色の「ほおずき」。
私の中でも、お盆といったら「ほおずき」を思い出します。
私が子供のころはお盆が終わると、ほおずきで笛を作り遊びました。
娘も、お盆が終わると余っていた「ほおずき」を貰えるので、楽しみにしています。
周りにもほおずきを育てている方がいないので、年に1度、お盆の時しかほおずきを目にしたり手にしたりすることがありません。
子供にとっては、ほおずきの感触も形も新鮮です!
テレビやゲーム、ユーチューブばっかりの日々を送っている子供たちには、お盆の時だけでも自然のものを使った遊びで楽しめるといいですね。
ほおずき笛の他に子供が楽しめる遊び方をご紹介します。
ほおずきはなぜ飾るのか?
遊びの前に・・・
まず、なぜお盆にほおずきを飾るのかを知っておくことが大切です。
お盆に飾るものそれぞれに意味がありますが、ほおずきはどんな意味があるのかまとめました。
●提灯(ちょうちん)
ほおずきは漢字で「鬼灯」と書きます。
ほおずきを提灯に見立て、故人があの世から帰ってくる道しるべや目印になるとされています。
●故人が宿る場所
仏さまになった故人が、ほおずきの空洞に身を宿してお盆を過ごすと言われています。
なので、お盆中に飾ってあるほおずきをつぶすことのないよう気を付けましょう!
ほおずき遊びは、13日の日に迎え火で故人を招き、16日に送り火でお見送りをした後にしましょう。
●彩り
お供え物の彩りとして使われ始めたと言われています。
ほおずきの遊び方
幼児から小学校低学年くらいの子が楽しめる遊びをご紹介します。
●ほおずきでサッカー
ほおずきの実でPK戦をして楽しみます。
レベルによって、弾く場所とゴールの距離を決めるといいです。
●ほおずきコマ
実の部分と茎の部分だけ残します。
模様を描いてもいいと思います。
結構回りますよ。
●ほおずきでお人形ごっこ
ほおずきの外側を、バナナの皮をむくように丁寧に開きます。
中の実を頭、外側の部分をドレスに見立てて、顔を書きます。
幼児から低学年の女の子はこれだけでも楽しいです。
●ほおずきで宝探し
一つだけ実だけのものを作ります。
たくさんほおずき人形を並べ、どのドレスの中に隠れているのかを当てて遊びます。
●ほおずき相撲
紙相撲に真似て、ほおずき人形でやります。
まとめ
お盆が終わり飾り終わったほおずきは、昔からこのような片付け方が主流です。
・土に埋める
・白い紙に包んで、塩でお清めてから捨てる
・お寺で焚き上げをしてもらう
ですが、なんといっても、気持ちが大切です。
提灯として道しるべになり、故人が宿る場所として4日間役目を果たしたほおずきに感謝して片付けることが一番です。
そんな気持ちで、遊べるといいですね!