5月末からバケツ稲づくりを開始し、あっという間に3ヶ月が経ちました。
6歳の娘も、張り切って育てています。
毎日食べるお米ですから、成長過程を知ることは、食育につながりますね!
今年は、6~7月の気温があまり上がらず、曇りや雨の日が多かったので心配でしたが、何とか「出穂時期」を迎えることができました!
出穂??
読めますか~?
読み方は、
「しゅっすい」
です。
穂が出てきたということです。
この後、実が入って、お米ができると言うことです!
今回は、バケツ稲の成長の観察記録と成長させるポイント、出穂についてまとめました。
バケツ稲の成長記録(写真)
5月末
パルシステムの「田んぼの学校」という田植え教室に参加し、田んぼでいろいろな経験をさせていただいています。
コシヒカリを育てています。
その中で、バケツ稲づくりも始めました。
我が家のバケツ稲は、土を2種類分けて育てています。
田んぼの土と、ホームセンターで買った黒土です。
まず植えたてがこちら↓
左が田んぼの土、右が黒土です。
どう成長の違いができるのか、わくわくです。
ちなみに田んぼの土は化学合成農薬と化学肥料不使用のものです。
6月中旬
稲の背丈は約40cm。
そのころに「中干し」をするとよいとのことで、水を3日間抜きました。
中干しすると、土に酸素がいきわたり、根は水を求めてよく伸び、丈夫な稲が育ちます。
土が乾いたら、また水を張り続けます。
7月頭
中干し以外では、水を張っている状態を保ち、苗を植えてから約一か月半が経ちました。
「分げつ期」に入りました。
↑こんな感じで、1本の茎から枝分かれし、稲の茎数がどんどん増えていきます。
この時点で、田んぼの土と黒土では成長の違いが出てきています。
左が田んぼの土、右が黒土です。
田んぼの土の方が10cmくらい背が高いです。
8月上旬~中旬
田んぼの土の方が先に穂が出ました。
その1週間後くらいに黒土の方も穂が出ました。
「出穂時期」に入りました。
白い花が咲き始め、受粉をし始めています。
穂から小さな白いものがたくさん出ていますが、これが花です。
成長にも差が出ています。
左が田んぼの土、右が黒土です。
田んぼの土の方が20cmくらい背が高いです。
田んぼの土の方が約80cmの背丈です。
株の大きさにもかなりの差があります。
やはり、土って大切なんですね!!!
この後、穂の中に実が入り、穂が垂れ下がってきます。
楽しみです~。
出穂(しゅっすい)とは?
4~5割の穂が出てきたことを言います。
田植えをして、早くて50日、遅くて80日ごろです。
天候に左右されます。
やっぱり晴天が最高!!
穂が出ると開花し、その後、実が入ってきます。
病気や害虫の心配な時期になります。
バケツ稲を成長させるポイント6選!
ここまで成長するまでに気を付けたことをまとめました。
気を付けたこと
①風対策
風が強い日は軒下に移動させました。
風が強いと、茎が折れて枯れてしまったり、葉先が枯れたりする原因になります。
②水温管理
水は20~30℃が適温です。
水温が高くなりすぎるときには、水を入れ替えましょう。
③水量チェック
暑い日は1日で水が蒸発して、中干し状態になっていることがありました。
夏は、こまめにチェックすることが大切です。
④病害虫対策
斑点などが出た病気の葉や、害虫はその場で取り除きます。
もし、病気の稲があれば、他の稲と離して育てましょう。
⑤バケツ稲の置き場所
日当たり良好な場所が最高ですが、コンクリート上は要注意です。
夏の暑さでコンクリートの上はとても熱くなるため、根が弱る原因になります。
日当たりのよい土の上に置けるのがベストです。
無理であれば、すのこ等を引いてあげるといいですね!
私は、この5つを気を付けて管理してきました。
その他にも・・・
⑥鳥対策
稲の周りに園芸用の支柱を立て、網などを張ることも、場合によっては必要です。
うちも出穂したので、これから対策が必要かもしれません。
また、稲の元気がないようでしたら、化学肥料を5g程度入れるのもよいと言われています。
まとめ
9月になるとどんどん実が入ってくる時期だと思います。
太陽がたくさん顔を見せてくれることを願わば!
そして、実の重さで穂が垂れ下がってくることを願い、病害対策、鳥対策を徹底していこうと思います。