イチジクを植えて、5年目になります。
手間をほとんどかけていないのに、毎年食べきれないほどの実をつけてくれています。
イチジクは、「不老長寿の果物」と言われていますね。
食物繊維やポリフェノール、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいるのでありがたい限りです!!
イチジクは、うまくいけば植えた年にも実がなり、2年目にはそれなりの収穫が望めますよ。
イチジクはいろいろな品種がありますが、我が家は果実の表面があまり赤くならないタイプのものを植えています。
我が家のイチジクも、今収穫の時期を迎え、8月25日に今年初収穫しました!
今回は、イチジクの育て方やポイントをまとめました。
イチジクの苗を植える場所
木はとても大きくなりますので、場所の確保は必要です。
また、日当たりが良くないと果実が育ちませんので、日の良く当たる場所を選んで植えましょう!
植え付けは3月がベストですが、鉢から取り出したときに、根を崩さずに植えれば、いつでもOK!
乾燥にも過湿にも弱いとされているので、「排水の良い土づくり」と「晴れが続いた時に水やりができる場所」に植えるのがベストです。
イチジク栽培の流れ
●6月ごろ
葉の付け根に小さな丸いふくらみが出てきます。
これは花芽が膨らんだものです。
これが大きくなって果実になります。
イチジクは花が咲かずに実がなるという意味で、「無花果」と書きますが、緑色の表皮に包まれて見えないだけなのです。
まだ熟していない実を割ると、中に細長いひげのようなものがびっしり詰まっています。
このひげ一つ一つが花なんですよ~。
左のイチジクは熟したイチジクです。
●8~11月上旬
収穫時期です!
イチジクは急に成熟が進むので、今日と明日で熟度は大きく変わります。
前日にまだまだだと思っていたやつが、次の日には食べごろになっていることがちょくちょくありますので、毎日観察した方がいいです!
熟するとお尻の部分が割れてきます。
関西では「割れる=腐りかけ」ととらえ、広島以西では割れていないと熟していないと判断し、「割れる=おいしい」ととらえているようです。
お好みの熟し方で食べるのが一番ですね!
色だけでは判断しかねるので、手で軽く握ったときに表面が柔らかいと感じれば適期です。
好みがあると思いますので、そのうちに、自分の好きな熟し方を覚えていくので、大丈夫です。
熟した実は常温では1日、冷蔵庫に入れてあれば5日で食べるようにしましょう。
でも、一気に実ることが多いので、食べきれない時には、皮をむいて一口サイズに切り、1回分ごとにラップで包み、冷凍することをおすすめします。
冷凍イチジク美味しいですよ!
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未熟な実を常温でしばらく置いておくと、柔らかくなりますが、甘みが増すわけではないので、熟したものを収穫した方がおいしくいただけます。
家庭菜園で、しかもそんなに手をかけていないのに、イチジクは優秀です!
●11月ごろ
葉が徐々に黄色くなり、落葉します。
大きな葉がたくさん落葉しますので、近所迷惑にならないようにしましょう。
葉は全て落ち、幹や枝のみになりますが、それが正常ですので、ご安心を。
3月中旬くらいまで休眠に入ります。
●11~12月ごろ
堆肥や有機物などを与えて、土壌改良します。
●1月ごろ
2月ごろにイチジクの根が活動し始めます。
少しづつ肥料が効くように、元肥を1月ごろにしておきましょう。
●2~3月ごろ
剪定します。
家の2階まで毎年伸びる枝を、この時期に、腰ぐらいの高さに剪定しています。
イチジクの苗の成長はめちゃくちゃ早くって、1mくらいの苗を植えたのに2年目には家の2階に届くくらいに伸びましたよ!
本には、1~2節を残し、切除と書かれていますが、私には「節」がどの部分なのかわからないので、適当に切っています。
また、本に枝の仕立て方として「杯状整枝」や「1文字整枝」など紹介されていますが、特に何もせず管理しています。
上記の整枝をしておくと、手に届く範囲で果実が付くので、収穫しやすいようです。
●4月末ごろ
葉がどんどん出てきます。
そして、面白いように枝が伸びていきます!
春が来た~って感じますよ♪
摘果はどうする?
果実1個に対し、葉1枚が対応すると言われています。
果実というと、すべての実を果実が一斉に熟すので、実をならせすぎると品質が悪くなるので摘果して実を間引きます。
しかし、イチジクは、一つずつ順番に熟していくので、摘果して間引く必要はありません。
かぶれる原因は、切り口から出る乳液
葉を取ったり、枝を切ったりするとその部分から白い乳液が出ます。
直接触れると肌荒れを起こすことがあります。
もし触れてしまったら水で洗い流しましょう。
カミキリムシの被害に注意!
我が家のイチジクにカミキリムシがいました!
カミキリムシの加害は成虫による食害の他、幼虫が枝に侵入して樹の中を食い荒らす被害があります。
まとめ
日当たりの良い場所が空いていて、イチジクを植えるか迷っている方は是非ともチャレンジしてみてくださいね!
植える際のスコップと剪定の時のノコギリ、肥料があればばっちりです!