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食中毒

おにぎりの食中毒を予防しよう!梅やのり、冷蔵庫にも要注意!

投稿日:2019年9月20日 更新日:

日本人の食べる回数が多い食品として、おにぎりは外せませんね~。

手軽に作れて、食べやすくて、持ち歩きやすくて、腹持ちもいい!

運動会でも大活躍!

コンビニでもすぐに買うことができるし、安い!

また、料理が苦手な方でも、

おにぎりは作ったことがあるよ~

という人は多いことと思います。

それでは、

皆様はどのようにおにぎりを作っていますか?

さて、ここで意見が分かれると思います。

①やっぱり、おにぎりは素手でなければおいしいおにぎりにならないよ!

②素手で作ったおにぎりなんて、何がついているかわからないから怖くて食べれない!

③作り方より、おいしければそれでいいじゃん!

などなど、それぞれ思うことはあるかと思います。

①番の意見の方も、握る前に丁寧に手を洗えば問題ないでしょと思うと思います。

また、電子レンジで温めなおしたら、殺菌され安全ではないかとも思います。

昨年、熊本地震の避難所で「おにぎりによる集団食中毒」が起きました。

原因は、「黄色ブドウ球菌」です。

何気に、おにぎりによる食中毒は身近な食べ物であるだけあって、多いのです。

1年中、活躍するおにぎり。

安全なおにぎりを食べるために・・・・

今回は、おにぎりによる食中毒の原因と予防についてまとめました。

  

おにぎりの食中毒予防はどうしたらよい?

最近では、素手で握ったおにぎりを食べることができない方が増えてきています。

過度に、衛生的になりすぎているのでは?という声もあります。

しかし、1980年代までは、食中毒の30%近くが「黄色ブドウ球菌」によるもので、その最大の原因になっていた食品が「おにぎり」だったのです。

それが現在、黄色ブドウ球菌による食中毒は、全体の食中毒の5%未満に抑制されています。

その理由として、おにぎりを握る時には、ラップを利用したり、ビニール手袋をしたりする人が増えたからなのです。

私たちの皮膚には、乳酸菌、酢酸菌、大腸菌、ブドウ球菌など多くの細菌類がついています。

でも・・・

手をきちんと丁寧に洗えば、素手でおにぎりを握っても大丈夫なのではないか?

と感じますが・・・

実際には、手洗いによって表面の細菌は除去されますが、手のしわや指の間の細菌が浮き出てきて、結局は手に細菌が付いた状態になっているそうです。

丁寧に洗っても、細菌は取りきることはできません。

また、手洗い後に細菌で汚染されたタオル等で手を拭いて、結局また手に細菌が付く場合もよくあることです。

つまりは・・・

手洗いをしても、完璧に細菌を落とすことができないのです。

少しの細菌でも、おにぎりについたら時間の経過とともに、増殖します。

なんてったって、炊きたてのごはんは湿度も温度も高く、細菌にとっては居心地の良い環境ですので・・・。

手が触れないように、おにぎり(その他の食品も同様)作ることが食中毒予防に大切になります。

食品に手が触れる=食品に細菌を植え付ける

と思いましょう。

おにぎりの掟その1

おにぎりは素手で握るべからず!(弁当・サンドイッチ・ケーキなどの素手で扱う食品は、すべて要注意!)

サンドイッチなど、箸などでは作りずらい物は、調理手袋を使うと安心ですね。

それでは、おにぎりの食中毒をもたらす、「黄色ブドウ球菌」とは、どんな性質を持った細菌なのでしょうか?

黄色ブドウ球菌とは

黄色ブドウ球菌は、皮膚や鼻腔に住む常在菌です。

食品についた黄色ブドウ球菌は増殖し、「エンテロトキシン」という毒素を作ります。

通常、我々が食べるものは加熱処理によって死滅したり、胃酸や酵素によって分解されたりします。

加熱殺菌すれば安心!と思いがちですが・・・

しかし!

エンテロトキシンは酸にも熱にも強く、胃酸でも分解されることはありません。

そのため、エンテロトキシンに汚染された食べ物は、過熱しても食中毒を引き起こしてしまいます。

なので、残った調理済食品の再加熱しがちですが、増殖した「エンテロトキシン」は死滅しません。

手が触れてから、時間が経ったおにぎり(食品)は食べるのをやめましょう!

おにぎりの掟その2

エンテロトキシンに汚染されたおにぎりや食品は、レンジ等で再加熱しても食中毒になるので、時間が経ったものを食べるべからず!

黄色ブドウ球菌は耐熱性で、乾燥にも強く、さらに10%近い食塩濃度でも生存できます。

おにぎりを塩で握るのは塩分で雑菌の増殖を抑えるためでもありますが、黄色ブドウ球菌には効果が薄いのです。

おにぎりの掟その3

おにぎりの塩の塩分濃度では、黄色ブドウ菌は増殖するので、安心するべからず!

梅干しには、抗菌作用があるから、大丈夫と思いますが・・・

梅干しの周りのみ抗菌性がありますが、おにぎり全体が抗菌されるまでには至らないそうですので安心はできません。

おにぎりの掟その4

梅干しでは、おにぎり全体は、抗菌されないので気を付けるべし!

 黄色ブドウ球菌は7~8時間かけて増殖していきます。

冷蔵庫に入れても、増殖の速度は遅くなりますが、増殖し続けますので、ご注意を!

朝おにぎりを食べ、手に触れた残ったおにぎりを昼に食べると言うことは、タブーです!

そのおにぎりは、「エンテロトキシン」がついてます・・・。

おにぎりの掟その5

冷蔵庫の中でも、エンテロトキシンは増殖し続けるので、手に触れた食品は早めに食べるべし!

そして、おにぎりと言えば、具を入れることが多いですよね。

ラップなどで握ったとしても、中に入れる具を入れるときに素手でやってしまったら台無しです。

のりを巻くのも、素手は避けましょう!

おにぎりの掟その6

ラップで握っても、具やのりを素手で触りがちなので気を付けるべし!

黄色ブドウ球菌の特徴や食中毒の症状

 黄色ブドウ球菌が食品中で増殖する時、熱・乾燥・胃酸・消化酵素に強い「エンテロトキシン」という毒素をつくります。

これが、食中毒になる原因です。

それでは、黄色ブドウ球菌による食中毒にあうとどんな症状が出るのでしょうか。

主な症状は、激しい吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などです。

30分~6時間で症状を引き起こします。

まとめ

 黄色ブドウ球菌が原因となる食中毒は、6~9月が多く、夏が過ぎ、体調を崩しやすい秋は普段よりも食中毒になりやすいと言われています。

もう一度、おにぎりを作る際の注意をまとめたので、再確認して、食中毒を防ぎましょう!

おにぎりの掟

その1

おにぎりは素手で握るべからず!(弁当・サンドイッチ・ケーキなどの素手で扱う食品は、すべて要注意!)

その2

エンテロトキシンに汚染されたおにぎりや食品は、レンジ等で再加熱しても食中毒になるので、時間が経ったものは食べるべからず!

その3

おにぎりの塩の塩分濃度では、黄色ブドウ菌は増殖するので、安心するべからず!

その4

梅干しでは、おにぎり全体は、抗菌されないので気を付けるべし!

その5

冷蔵庫の中でも、エンテロトキシンは増殖し続けるので、手に触れた食品は早めに食べるべし!

その6

ラップで握っても、具やのりを素手で触りがちなので気を付けるべし!

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