冬の旬の食べ物と言えば・・・
鍋
おでん
肉まん
などなど・・・いろいろありますが、
「牡蠣」がおいしい時期でもあります!
私は、牡蠣が大好きです!
できれば、生ガキをそのままかポン酢をかけて「つるり」と食べたいものです。
他の食材では代用のできない、独特なお味~。
たまりません!
しかし・・・
牡蠣の食中毒はえげつないと言いますが・・・・。
本当ですよ!
実は、私は過去に3回ほど経験があります・・・(涙)。
それはそれは大変な事態でした。
症状は、いきなり来ます!!
目や内臓などすべてが飛び出してしまうのではないか・・・という状態で、病院へは到底自力では行けません(汗)。
こんな経験を3度もしたなんて・・・。
すべて、外食でいただいた生牡蠣でした。
それでも、生牡蠣が食べたいなんて(笑)。
牡蠣を食べることによって、食中毒を引き起こす原因は「ノロウィルス」です。
今回は、牡蠣とノロウィルスの関係をまとめました。
牡蠣の「生食用」と「加熱用」の違い
スーパーなどで売られている牡蠣には「生食用」と「加熱用」と記載されているものがあります。
イメージ的には・・・・
生食用が新鮮で、
加熱用は生で食べるほどの新鮮さがない、
と思いがちですが・・・。
本来の違いは何なのでしょうか?
実は、牡蠣が育った海域や、処理法によって定められています。
牡蠣などの二枚貝類は、海水に含まれる有機物をろ過するようにして食べ物としています。
なので、海水の質によって、牡蠣の体内の質が決まると言うことです。
例えば・・・
市街地の近くで育った牡蠣は、生活排水が含まれた海水で育つので、排水内のノロウィルスなども貝の中に蓄積します。
こうしたウィルスを持った牡蠣を生で食べることで感染するのです。
・生活排水や工業排水が流れ込む場所に近い場所で育った牡蠣
・水質検査で生食用の基準を満たしていない場所で育った牡蠣
※上記のように育った牡蠣でも、紫外線などで殺菌した海水中に規定された時間、浄化処理をすれば生食用として出荷できるそうですが、味は落ちるみたいです。
・生食用に出荷してよいと指定された海域で育った雑菌数が食品衛生法の基準を下回ると保健所が認めたもの
ということで・・・
牡蠣の「生食用」と「加熱用」の違いは鮮度ではないと言うことです!
鮮度ではなく「雑菌数」などによる規定なので、いくら新鮮でも加熱用の牡蠣を生で食べてはいけません!
また、新鮮だから牡蠣にあたらないとは言えないと言うことです!
また、生食として出荷された牡蠣でも、流通過程や飲食店などで、細菌やウィルスが混入することもありますので、安心はできません!
牡蠣を安全に食べるには?
牡蠣が原因のノロウィルスの感染症は、ウィルスを含む牡蠣を生で食べたり、十分に加熱できていないまま食べてしまったりした場合に起きやすいです。
衛生的に管理され、食べる前に十分に加熱をされた牡蠣であれば、ノロウィルス感染症に関してはほぼ安心だと言えます。
85℃で1分半以上加熱が目安です!
上のように殻ごと焼いた場合は、もっと時間がかかりますね。
中までしっかり火を通すことが大切です。
私は3回生牡蠣にあたり、すべて飲食店で食べたものになります。
1軒は、清潔感のある小料理屋さん、2軒は居酒屋です。
飲食店だからと言っても、生牡蠣はあたる可能性があると言うことです。
それは、牡蠣自体が安全でも、調理従事者の手指についていたノロウィルスが牡蠣につく可能性があるからです。
もちろん、自分の手指にノロウィルスがついている可能性もあります。
ノロウィルスとは・・・
11月頃~3月が流行時期ですが、1年中感染します。
先ほどお話ししたように、ウィルスを持った牡蠣などを食べたことにより感染したり、ノロウィルスに感染した方からの2次感染により感染したりします。
ノロウイルスに感染した方の糞便、吐物には大量のノロウィルスが存在します。
肉眼できれいに見えても、ウィルスは存在します。
ノロウィルスは感染力がとても強いと言われています。
アルコールに強く、消毒液では防ぎきれません。
また、感染した方の症状が消えた後も、1~2週間はウイルスを排出するのです!
これが厄介です。
感染した本人は、症状がなくなったら外出し始めますので、その際に、ウィルスをまき散らしてしまうと言うことです。
だから、流行ってしまうのですね・・・。
症状は、腹痛・下痢・吐き気・嘔吐です。
人にもよると思いますが、突然でしかも強烈な症状が起きます。
ノロウィルス予防法
手洗いが一番有効的です。
指先や爪の間、指と指の間、親指の周り、手首などまで丁寧に洗うことが大切になります。
手を洗った後は、ペーパータオルなどの使い捨てのものでしっかりと水分をふき取るのがベストです!
アルコール消毒は、ノロウィルスには効かないと言いますが、他のウィルス除去も大切ですので、アルコール消毒もしましょう。
感染者が身近にいる場合は、塩素系の消毒液で、トイレやドアノブなど手が触れやすい場所を消毒しましょう。
まとめ
生牡蠣・・・
好きな人にとっては、食べたくなる食べ物の1つだと思います。
加熱をしっかりすれば牡蠣も安全です。
やっぱり生牡蠣食べたい!
というときは、新鮮だからと言って安全ではないと言うことを思い出してください。
特に体調がすぐれない時にはあたりやすいです。