絵本は好きですか?
うちの6歳の娘は、絵本が大好きで、毎週図書館へ足を向け、絵本を読みあさっています。
最初は、少し面倒と感じていた読み聞かせですが、娘はとても楽しみにしていますし、今は親子のコミュニケーションとしていいなと感じています。
あまり読み聞かせしていないけれど、これから知育として、読み聞かせをしてあげたいとお考えの方もいらっしゃると思います。
でも、たくさんある絵本の中から、お気に入りを選ぶのは結構難しいですよね。
我が家には絵本が50冊くらいありますが、何度も読み返したがる本はわずかです。
これからどんな本を読んであげたら喜んでもらえるのかは、親として知りたいところですよね!
今回は、娘が100冊以上読んだ絵本の中から、私が暗記してしまうのではないかと思うほど、繰り返しリクエストがあった5歳6歳7歳向けのおすすめの5冊をご紹介しようと思います。
第1位 「スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし」
レオ・レオニ (著, イラスト), 谷川 俊太郎(翻訳)
出版社: 好学社 (1969/4/1)
内容紹介
世界中で翻訳され、日本でもロングセラーを記録しているレオ=レオニさんの代表作です。
このお話は、小学校の国語の教科書でも扱っていることが多いお話です。
小学校2年生で、習うことが多いと思います。
小さな黒い魚のスイミーの兄弟が大きな魚にのまれ、一人ぼっちになってしまうお話です。
スイミーは一人ぼっちになりましたが、海の中を旅をし、素晴らしいものに出会います。
そして、再び大きな魚に出会った時に、スイミーは知恵を出して勇気ある行動に出ます。
うちの娘は、このお話を読み聞かせするときには、
スイミーの有名なセリフ「ぼくが目になろう」
は、娘に言ってもらっています。
娘はそれをとても楽しみにしているようです。
小学校では、この教材を取り上げるときに、グループで劇をしたり、グループで分担して暗唱したりすることが多いです。
このお話は、1度は読み聞かせをしていただきたい本ですので、機会がありましたら是非とも読んであげてくださいませ。
第2位 ねこざかな
わたなべ ゆういち (著, イラスト)
出版社: フレーベル館 (1982/06)
内容紹介
ある日、猫と魚が出会います。
お互い相手を頭からかじりつこうとします。
普通は・・・
猫が魚をかじるイメージがありますが、猫が魚の口の中にすっぽり入ってしまいます。
魚の着ぐるみを着た猫のような状態に!
出会いは敵同士だったのに、猫魚として泳いでいるうちに、お互い楽しくなってきます。
ねこざかなシリーズは何冊かあり、どれも面白くて、イメージをわかせながら楽しめる絵本だと思います。
毎回鼻歌が出てくるのですが、娘はそれが楽しみで、その場面になると一緒にメロディを付けて歌っています。
リズミカルに楽しんで読める本です。
第3位 きつねのホイティ
シビル ウェッタシンハ (著, イラスト), 松岡 享子 (翻訳)
出版社: 福音館書店 (1994/3/25)
内容紹介
世界傑作絵本シリーズとして販売されているスリランカの絵本です。
ごちそうが食べたいきつねのホイティは、人間に変装して、村人の家へやってきます。
その村人は、そのお客さんがきつねと知っていながら、だまされたふりをしてごちそうしますが、きつねはそのことに気が付かず、人間をだましてやったと村人をバカ呼ばわりします。
それを知った村人は、仕返しを考えるのですが、きつねを懲らしめて、やっつけるのではなく「スリランカ」ならではのほんわかとしたことをして、村人がきつねと知っていたけどご馳走してあげていたことを伝えます。
このお話も、ホイティーが歌う場面が何度かあり、一緒になって歌いながら聞いています。
ホイティが、人間に変装するところもお気に入りだそうです。
少し話は長いのですが、歌の場面をリズミカルに読むなど工夫すれば、さらに楽しめると思います。
第4位 おだんごぱん
わきた かず (イラスト), せた ていじ (翻訳)
出版社: 福音館書店 (1966/5/1)
内容紹介
日本傑作絵本シリーズとして販売されている絵本で、ロシアの民話です。
おばあさんが粉箱をごしごしひっかいて集めた粉で、おだんごぱんを焼くのですが・・・・。
おだんごぱんは、ころんと転がり、外へ逃げ出してしまいます。
途中でウサギやオオカミやクマに出会い、食べられそうになりますが、上手に逃げていきます。
最後に口のうまいキツネに出会い、さすがのおだんごパンもうまい具合に転がされ、逃げることができるかどうかではらはらです。
おだんごパンが繰り返し歌うシーンがあり、そこが娘のお気に入りの一つです。
イラストは結構たんぱくなので、本屋さんで売っていても知らないと手にしないかもしれませんが、さすが傑作絵本シリーズにされていることで内容は子供の心をつかんでくれます。
第5位 ちからたろう
いまえ よしとも (著)
出版社: ポプラ社; 改訂版 (1967/6/1)
内容紹介
子どものいないおじいさんとおばあさんが、自分たちの垢を集めて作った赤ちゃん。
なんとなくご飯をあげるとパクっと食べたからびっくり!
垢太郎と名づけ、ご飯をたくさんあげて、ぐんぐんと大きくなっていきます。
そのうちに、力が強いことがわかり「ちからたろう」と呼ぶことになります。
大きな金ぼうをかた手に、のっしじゃんが、のっしじゃんがと力修行にでて行くちからたろうのお話です。
昔のお話なので、現在の子どもには理解できない面もあるかもしれませんが、そんな時代もあったんだと伝えるにはとても良いお話だと思います。
垢自体、子どもは知らないので、そこから教えないとです。
娘も、場面場面で大笑いしながら、聞いています。
小学校の国語の教科書にも載るような超ロングセラーの絵本です。
まとめ
子どもと言っても、それぞれに個性があり、好みも違うと思います。
また、最初はそんなに気に入ったように思えない絵本も、1年後に急に好きになることもあります。
図書館がお近くにあるようでしたら、そこで好きな絵本を子どもに選ばせたり、有名どころの絵本を聞かせてあげたりして、好みを探ってあげるといいと思います。
特に5~6歳は、いろいろなことに興味を持つ年頃です。
絵本は心や想像力を豊かにさせてくれますよ!