腰丈くらいの夏みかんの苗を庭に植え、早6年目。
現在2m弱くらいに成長しました。
毎年1~3個ほどの収穫がありましたが、今年はなんと8個!!
特に変わったことはしていません。
暖冬だったのと、木自体が成長したことでの収穫量アップだと思います。
夏ミカンは、-3度以下にならない地域であれば地植えOK!
そして、常緑なので冬でも葉が落ちず、お庭がさみしくなりません。
しかも、夏みかんは冬に黄色い実をつけていますので、鮮やかな色合いをお庭に添えてくれます。
そして、初心者でも育てやすいのでおすすめです。
今回はそんな夏みかんの育て方をまとめました。
夏みかんとは・・
夏みかんは日本原産の柑橘類です。
4月過ぎると、スーパーなどの店頭に並び始めますね。
みかんと比べると、酸味があります。
樹勢が強く、病虫害にも強く、初心者でも管理がしやすい果樹です。
耐寒性はある方ではないので、庭植えだと冬に-3℃以下にならない地域がベストです。
でも、冬越しが難しい地域なら、鉢植えで育てれば大丈夫です。
鉢植えならば、冬は軒下に置いたり、室内に入れたりすることができます。
夏みかんは自家受粉するので、1本植えれば実がつきます。
植える時期と栽培方法
苗を買ってきて植え付けるのは、3月下旬~4月がベストです。
-3度以下になるような地域の方は、鉢植えをおすすめします。
庭植えですと、いずれは樹高が3mほどになるので、場所は慎重に考えましょう。
剪定すれば小さく育てることができますが、剪定によっては実がつきにくくなりますので要注意です。
日当たりが良い場所ほど、美味しい夏みかんが収穫できますよ。
でも、強い西日や強い風は苦手です。
風で葉や実がこすれて傷になり、それが原因で病気になる可能性があります。
肥料の時期は?
2~3月(油かす)、5~6月(即効性化成肥料)、10~11月(即効性化成肥料)の年3回です。
肥料をあげすぎると、花がつかなくなりますので、年に3回、もしくはあげ忘れてしまっても大丈夫です。
我が家の庭植の夏みかんですが、肥料をあげ忘れした事もありますし、お世話はほどんどしていませんが、すくすく育っています。
本当に丈夫です。
摘蕾と摘果は?
5月過ぎると花が咲き始め、初夏ごろには緑の実がつき始めます。
7月~9月に摘果をして、葉20枚くらいに対し、実一つになるようにする言われています。
我が家は、一度も摘蕾と摘果をしたことはありませんので、結構適当で大丈夫です。
夏みかんが冬になる!収穫時期は?
1年目のこと。
晩秋に黄色く色づいた夏みかんを、収穫だあ~と冬にもぎ取り食べたことがあります。
すっぱーい!!!
レモンかと思うくらいすっぱくて驚きました。
砂糖を付けないと食べることができませんでした。
そうなんです・・・。
夏みかんは11月ごろには黄色く色づき、おいしそうなたたずまいをしているのですが、収穫はまだなんです。
実をつけたまま冬になり、そのまま冬を越しますよ~。
収穫時期その1
実をつけたまま冬を過ごし、4月過ぎに収穫し、食べます。
我が家はそうしています。
4月過ぎたら、酸味もなくなり、美味しくいただけます!
ちょっとくらいの雪なんてへっちゃらです!
6月までには収穫しましょう。
収穫時期その2
気温が-3度より低くなってしまったり、雪が降り寒い日が続いたりすると、実が落ちてしまうときがあります。
12~1月に収穫し、貯蔵して追熟させ、1~2ヶ月経つとおいしく食べることができます。
どちらかの方法で収穫すればばっちりです!
夏みかんを種から育てる!?
スーパーで購入した夏みかんの種を植えたら芽が出て、大きく育ったと言うこともあります。
でも、実がつきません。
なんと、木が育っても実がつくのに10年以上かかるそうですので、根気がいります。
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まとめ
庭に植えたのならば、雨の水で十分です。
肥料を年に3回あげるほかは、何の手間もありません。
毎年春に、アゲハチョウの幼虫がつきます。
大量発生した場合は取り除いたほうがいいのですが、うちの場合はいつも2~3匹なので、そのままにしています。
葉っぱを食べられてしまいますが、2~3匹だったら大したことはありません。
もちろん、摘果するなど、こまめにお世話してあげれば、さらにたくさんの果実をつけることができるかもしれません。
お世話したい人から面倒くさがり屋さんにも向いている夏みかん栽培です。