おむつを履いている子どもを持つママにとって、
おむつを卒業したら・・・
と脳裏に何度も出てくる言葉だと思います。
そしたら、
おむつを買わなくていいし~
お出かけの時の荷物も減るし~
おしりが蒸れずに本人も気持ちがいいだろうし~
と「おむつを卒業させること」は憧れです。
私もそうでした。
しかし、実際トイレトレーニングを始めると大変なことがたくさんです。
洋服や部屋が汚れる、トレーニングしてもなかなかおむつが取れない、おもらしに対してイライラしてしまう、周りの子供と比べてしまい焦るなど・・・。
早くおむつを卒業させたいというママの気持ちはわかるけれど・・・
焦りは禁物ですね。
そうとわかってはいるのですが、やっぱり心のどこかで焦ってしまいますが・・・。
でも、子供の心とからだの成長がともなえば、いつかおむつを卒業する日は必ず来ます。
今回は、我が子のおむつ外しの苦労話やあるおすすめの話を聞いて実行したらその日におむつを卒業できた体験談などまとめました。
子供の膀胱の発達
まず、トイレトレーニングを始める前に、膀胱のことを知っておきましょう。
②そして、成長するにつれて膀胱は容量を増し、夜間は尿を作らなくするようなホルモンの作用が起きてきます。
③さらに脳が発達してくると、膀胱に尿がたまったことが大脳に伝わり、大脳からは「おしっこがたまった」という合図や「おしっこを出して」という指令が出るようになります。
こうなって初めて、子どもは尿意を意識するようになり、おむつ卒業への道を歩み出します。
膀胱の発達の進度は人それぞれです。
まだ③までの状態に膀胱が発達していないのに、親の判断でトイレトレーニングを始めてしまうと、イライラの原因になってしまう可能性があります。
たくさん失敗してしまっても、膀胱の準備が整っていないのですから、うまくいかないのは仕方がないのです。
でも、膀胱の発達の流れを知っていれば、本人が悪いわけではないことがわかるので、まだトレーニングするには早すぎたのかなと思えば、気持ちが楽になります。
トイレトレーニングはいつから始めたらよいの?
日々の生活の中で、子供のの成長、排泄の様子をよく観察してみましょう。
トイレトレーニングを始める目安
①子供が自分で立って目的の場所へ行ける
②おしっこの間隔が2時間以上空く
③排泄後におむつを触って気にしている様子がある
④自分の意思を言葉で伝えることができる
トイレトレーニングの流れ
①トイレに慣れる
生まれた時からおむつなので「おしっこやうんちはトイレでするもの」ということを、子どもは知りません。
なので、いきなりトイレに連れて行ったり、おまるに乗せられたりしたら子供は驚いてしまいます。
ママやパパがトイレに行くところを見せてあげたり、トイレに関する絵本を読んであげたり、ルールを教えてあげると安心してトイレに慣れることができます。
また、それを理解できる心の発達もおむつがはずれるまでには必要なことです。
②誘われてトイレに行く
おしっこが出なくてもいいんです。
トイレに行くことに意義があるのです。
無理しておしっこを出させようとしてしまうと、「ママが怒る場所」と思ってしまい、逆効果です。
トイレが怖い場所にならないように、楽しい気分で誘ってあげるといいですね。
③自分から教える
「おしっこが出そう」と本人の口から言葉が出るようになって、トイレに行っておしっこが出たり、出て気持ちがいいと感じたりするようになったら、パンツデビューですね!
※膀胱の成長も関係しているので、早くトレーニングを始めたからといって、早くおむつが取れるとは限りません。
何度も教えたり、あるいは叱ってしつけても身につくことではないからです。
※急に停滞してしまったり、トイレが嫌いになったりしてしまったら、いったんトレーニングを思い切って中止しましょう。
あらためて時期を見てやり直せば大丈夫です。
むしろ、その方がうまくいく場合もありますよ。
トイレトレーニングの成功例
私の娘は2才過ぎくらいから、ぼちぼちトイレトレーニングを始め、おむつ卒業したのが2才11か月でした。
その約11か月、どんなことを試して、どんなことで成功したのかご紹介しようと思います。
まず、トイレトレーニングは夏場がおすすめとよく耳にしていたので、夏生まれの我が子は早すぎるかなと思いながらも期待を胸に2才くらいにトイレトレーニングを始めてしまいました。
・2才1か月
トイレに関する絵本やDVDを見せたり、人形を使ってトイレごっこをしたり、遊びながらトイレに興味を持つようにしていました。
・2才2か月
ぼちぼちトイレに誘ったり、強行突破で布のパンツに切り替えたり、いろいろ試しました。
漏らすの覚悟で布のパンツを履いて、濡れる感覚(冷たい・気持ち悪い)を覚えさせると、トイレに行けるようになるとの情報を真に受けやってみました。
しかし、ただ毎回びちょびちょになるだけでした。
膀胱の成長が伴っていないと、こういう結果になるだけです~。
・2才3か月
布パンツ強行突破はやめ、トイレに誘って、トイレでおしっこが出るような体験をさせようと思い、頑張りすぎず1日2,3回トイレに誘う毎日を過ごしました。
・2才4か月
1日2,3回トイレに誘う毎日を続け、トイレでおしこっが出るようになりました。
嬉しくなって、また強行突破の布パンツにチャレンジ。
しかし、びちょびちょになる率が高いので、断念。
・2才5~10か月
冬だったのもあり、トイレでおしっこができたら、その度にシールをカレンダーに1枚ずつ貼っていく方法で、まったりトレーニングを進めていました。
おしっこが出たらシールが貼れるのは、嬉しそうでした。
この半年は、焦るのはやめて、どうせいつかはおむつを卒業できるし、くらいの心構えで取り組んでいました。でもこの間、うんちはおむつですると居心地が悪いようで、トイレでするようになりました。
たまに、布パンツにチャレンジしていましたが、おしっこは濡れますね~。
・2才11か月
たまたま、ママ集会のような会があり、おむつ卒業で成功した先輩ママのお話を伺うことができました。その時に、「一日ノーパンで過ごしたら、その日のうちにトイレでするようになった」という私にとって衝撃的な意見がありました。
家に帰り、だめでもともと、ワンピースを着せ、ノーパンにチャレンジしました。
すると、何も肌に触れていないとおしっこ垂れ流しは怖いようで、さっさと自分でトイレに行っておしっこをしていました。
あっけなくて驚きました。
しかも、半日くらいノーパンにしていましたが、100パーセント、お漏らしなしでした。
さらにすごいことがあり、睡眠中は怖いのでおむつを履かせましたが、その日から昼も夜もぱったりとおもらしゼロ、おむつ卒業となりました!
やはり、早くにトレーニングを始めればよいというものではなく、タイミングが大切なのを実感しました。
これは私の経験です。
他にもいろいろなやり方があり、子供のペースに合わせるの大切です。
ちなみに、周りのママ友から、お気に入りのパンツを自分で選ばせて買うところまでやらせると、そのパンツに愛着がわき、汚したくないという気持ちが働いて、無事におむつ卒業というケースをよく聞きます。
まとめ
おむつはずしは、膀胱の機能が整わないと成功しません。
膀胱の機能の成長は人それぞれです。
トイレトレーニング中は、慣れるまでお漏らしが続くことがありますが、
「お漏らしすることは当たり前」
を心に留めてやっていきましょう。無理だなと思ったら一旦中止するというのもよいですね。
おむつは早く卒業したら優れているわけでも、遅ければ人より劣っているわけでもありません。
おむつはいずれ必ず取れるものです。親子でトイレトレーニングがストレスにならないように、できることを少しずつしていきましょう。
子供が頑張ったことをたくさん褒めてあげながら、子どもの成長を一緒に喜びあって、こども・ママ・元気ですね!