ほうれん草は栽培期間が短くプランターで栽培できるので、家庭菜園に向いています。
基本、春と秋に栽培するのですが、冬に栽培できる品種も出ています。
しかし、栽培するにあたってコツが何点かあり、その中に「トウ立ち」による失敗が多くあります。
これがトウ立ちです。
トウ立ちとは、花を咲かすための花茎が伸びてしまうことです。
日照や外灯などの光が当たりすぎてしまうとトウ立ちしやすくなってしまいます。
トウ立ちや虫食いの被害を考えると秋~冬に栽培するのが成功しやすいのでおすすめです。
今回は、秋~冬にプランターでほうれん草を栽培する方法をまとめました。
ほうれん草プランター栽培~用意するもの~
・培養土(pH6.5~7.0)
・鉢底ネット
・鉢底石
・ほうれん草の種
・不織布
(・支柱)
ほうれん草は根が深くまで張るので深さが25cm以上ある方が成功率あがります。
培養土を購入する際に、袋にpHの記載がありますので、pH6.5~7.0の土を選びましょう。
pHがあっていないと大きく育たなかったり、枯れてしまったりします。
ほうれん草はたくさんの品種の種が販売されています。
安いからと選ぶのではなく、トウ立ちしにくいもの、寒さに強いものなどの記載されている種を選ぶと成功率が上がります。
本葉が出るまでは寒さから守ってあげたほうが生育が良いので、寒い日が続くようでしたら、本葉が出るまでは不織布を被せてあげるとよいです。
プランターにそのまま被せてあげれば大丈夫です。
12月過ぎているようでしたら、支柱を渡しビニールや不織布でトンネルを作りましょう。
ほうれん草を収穫まで立派に育て上げるには、少しコツがあります。
コツをまとめましたので、こちらをご覧ください。
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ほうれん草の栽培期間
春(3~5月):種まきから30~40日
秋~冬(9~2月):種まきから30~50日
季節にあった品種で育てた場合の目安です。
短期間で収穫できるので、毎日の生長が目に見えてわかり、楽しく栽培することができますよ!
春は虫食い被害、トウ立ちの心配があるので、初心者は秋に栽培することをおすすめします。
ほうれん草のプランター栽培方法~秋・冬~
①種を発芽しやすくする準備
まずは、寒さに強い品種の種を購入しましょう。
ほうれん草の種は殻が硬いので発芽しにくいです。
種の購入後、すぐに蒔くのではなく、ひと手間かけることで、発芽率がぐっと上がります。
種を蒔く前に、種を一晩水に浸け、2日ほど陰干ししましょう。
これでばっちりです。
②プランターの準備
プランターに、鉢底ネットと鉢底石を敷き、培養土を入れます。
培養土は、鉢いっぱいに入れるのではなく、上部2~3cm空けておきます。
③種まき
60cmプランターであれば、2列蒔くことができます。
列の間は10~15cmの幅を空けて溝を作ります。
深さは5mmくらいです。
その溝に種を蒔きます。
蒔いたら土を被せ、鉢底穴から水が流れ出るまで水をあげましょう。
寒い日が続くようでしたら、不織布をプランターに被せておくと、保温され発芽しやすくなります。
④間引き(1回目)
種まき後、1週間もすれば発芽します。
本葉が2枚くらいになったら、間引きします。
株の間隔を3cmくらいにします。
なるべく元気が良い葉が付いている株を残すようにしましょう。
間引きってなんだかかわいそうになってしまうのですが、成功させるためには必要なことです。
間引いた株は食べることができますので、卵焼きや味噌汁等に入れるなどして食べてあげましょう。
この時点で12月過ぎているようでしたら、支柱を渡しビニールや不織布でトンネルを作りましょう。
⑤間引き(2回目)と追肥
本葉が4枚以上になったら、株の間隔が6cmくらいになるように間引きます。
その後、化成肥料10gくらいをプランターの中央に一列蒔き、軽く土と混ぜ合わせます。
⑥間引き(3回目)
ほうれん草が10~15cmくらいになったら、混みあっているように感じる株を間引きます。
その後、化成肥料10gくらいをプランターの中央に一列蒔き、軽く土と混ぜ合わせます。
⑦収穫
ほうれん草が20cm以上になったら収穫です。
収穫方法は、根元をハサミかナイフで切り取ります。
引っ張って根ごと抜いてしまうと、まだ収穫する予定のない株を傷めてしまいます。
水やり
ほうれん草は乾燥を好まないので、晴れる日はたっぷりと水をあげましょう。
葉が濡れた状態が長いと病気にかかりやすくなるので、なるべく午前10時までにはその日の水やりを済ませることをおすすめします。
土の表面が乾いていなければ、その日は水やりをしなくてもよいです。
水のあげすぎも、根腐れの原因になります。
まとめ
間引くのはなんだかかわいそうなのですが、しっかり食べてあげれば心苦しくないですね!
間引くことで立派な株に育ちますから、頑張りましょう!
また、途中でトウ立ちしてしまったら、すぐに収穫し、食べてしまいましょう。
トウ立ちして日が経つにつれて固くて美味しくなくなってしまいます。
冬の間栽培できる種はこちら
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