飲んで良し、料理に使っても良し、そして栄養価が高く、お手頃価格の牛乳は、とりあえず買っておく食品の一つだと思います。
でも、ついつい賞味期限が過ぎてしまう食品でもありますよね(汗)。
賞味期限が過ぎても飲めるのであれば飲みたいものです。
未開封かどうかが日持ちのポイントになります。
今回は、賞味期限が切れた牛乳は飲めるのかについてまとめました。
牛乳の賞味期限と消費期限
まず、いつも購入している牛乳のパッケージの日付のところに「賞味期限」と書かれているのか、「消費期限」と書かれているのかを確認しましょう。
牛乳の殺菌方法の違いで、賞味期限と消費期限に分かれ、日持ちの日数が違います。
高温殺菌により菌を死滅させている場合は日持ちするので、「賞味期限」と記載されています。
低温殺菌の場合、菌が生きており日持ちしないので、「消費期限」と記載されています。
どちらとも、10℃以下で冷蔵保存した場合に、品質が保たれる期限になります。
賞味期限と消費期限では、期限切れの対処法が違いますので、分けてまとめました。
牛乳の賞味期限切れは飲めるのか?
未開封の場合
未開封で、10度以下で冷蔵保存してあれば、あくまでも目安ですが賞味期限後1週間くらいは平気です。
しかし、10度以下で保存していても、冷蔵庫の開け閉めが頻繁だと10℃以下が保てていない場合がありますので、牛乳の状態を見て使用することが大切です。
牛乳の状態の確認法は、最後の方にまとめてありますので、ご覧ください。
また、野菜室は10度以下ではない場合がありますので、牛乳の保管に適していません。
気をつけましょう!
賞味期限が切れているのであれば、ホットミルクやシチューに使うなど、加熱したほうが安心です。
開封後の場合
牛乳を開封した場合、開封した日から3日後には使い切るように心がけましょう。
なぜかと言うと、開封した時点で、空気中の細菌が入り、栄養満点の牛乳の中で増殖し、牛乳は劣化し始めるからです。
牛乳を冷蔵庫から出しっぱなしにしたり、牛乳パックに口を付けて飲んだりすると、劣化がさらに早まります。
開封したら、賞味期限の日付は関係なくなることを頭に入れておきましょう。
開封後3日過ぎてしまったら、牛乳の状態を見て、加熱して使用しましょう!
牛乳の消費期限切れは飲めるのか?
消費期限が記載されている牛乳は、もともと菌が生きている状態です。
なので、未開封であっても消費期限内に使い切りましょう。
また、開封後は消費期限に限らず、3日以内に使い切りましょう。
開封後3日経たないうちに消費期限になってしまったら、使用はやめた方がいいです。
もちろん10℃以下で冷蔵保存した場合ですよ~。
賞味期限と消費期限が過ぎていなくても、保存方法によっては劣化が早まります。
それでは、どのように保存したら劣化を早めないのでしょうか?
牛乳を少しでも日持ちさせるためのポイントをまとめました。
牛乳を日持ちさせるポイント
牛乳を劣化させる敵は、細菌です。
いかに細菌を入れないようにするかが日持ちさせるコツです。
①10度以下で保存する
冷蔵庫の開閉時間を短くし、冷蔵庫の温度を保つことが大切です。
特に夏場は、冷蔵庫の開閉時間によって冷蔵庫内の温度が上がり安いので気を付けましょう。
また、野菜室は温度が高めに設定されているので、牛乳の保管には適していません。
②注ぎ口を清潔に保つ
牛乳パックを開閉する際、手で注ぎ口を触りますので、手を清潔にして開閉することが大切です。
手には、たくさんの細菌が付いています。
③注ぎ口を閉める
注ぎ口をあけっっぱなしにしておくと、いろいろな細菌が入り込んでしまいますので、しっかりと閉めて保管しましょう。
④コップを使って飲む
パックに口を付けて飲んだり、ストローを使って飲んだりすると、口の中の細菌が入り込み、増殖してしまいます。
牛乳を冷凍する
どうしても飲み切ることができない!!というのが前もってわかっているのであれば、冷凍してしまいましょう!
ホワイトソースなどにしてから冷凍してもいいのですが、そのまま製氷皿で凍らせても大丈夫です。
しかし、解凍すると飲むには味が落ちて美味しくないので、料理に使うことをおすすめします。
牛乳を冷凍した場合、1ヶ月持ちますよ!
牛乳の腐敗を見分ける方法
保存状態によって、牛乳の劣化の速度が違いますので、一概に何日経ったら使うことができないとは言えません。
後は目や鼻、味覚で確認するしかありません。
牛乳が腐敗している状態をまとめました。
②色が黄色っぽい
③ドロドロしている
④変なにおいがする
⑤苦い味がする
⑥酸っぱい味がする
⑦温めたら分離する
上記のようになったら、使用はやめましょう。
まとめ
賞味期限切れでも確認して使える状態だったら、加熱して使用するようにしましょう。
また、賞味期限内であっても、開封して3日以上経っている場合は、加熱して使用しましょう。
もったいないからと状態の悪い牛乳を食し、病院にかかってしまったら、もったいないどころではありません。
でも・・・賞味期限内の美味しい牛乳を飲むのが一番ですね!