炭酸温泉って聞いたことがあるか、入ったことがある方も多いかと思います。
ソーダー水に入っているみたいで、シュワシュワ楽しいやつです。
最近の銭湯では、炭酸温泉があるところが多いです。
また、温泉でも炭酸泉がありますね。
私は以前に炭酸泉に入ったことがあるのですが、真冬だったにも関わらず、何時間もぽかぽか熱いくらいに体が温まっていたことを覚えています。
炭酸泉は、1kgの温泉水のなかに、二酸化炭素が1000ミリグラム(1000ppm)以上含まれていることが基準になっています。
高温になると炭酸ガスが抜けてしまうため、40度未満のぬるめの温泉が多いです。
そして、炭酸の入ったお風呂につかると、肩こりや、腰痛に効くと言われています。
その効果を家庭でも得られるように、市販ではたくさんの炭酸ガスの入浴剤が売られています。
炭酸入浴剤とは、お風呂の浴槽に入れるための入浴剤の一種で、炭酸ガスが発生する入浴剤のことを言います。
シュワシュワしながら溶けていくのが楽しいから、それを楽しみながら入っている方もいるかと思います。
私も、子供のころはそれが楽しみで入浴していたのを覚えています。
さて、これらの入浴剤は、炭酸泉のような効果があるのでしょうか?
炭酸ガスが出る入浴剤は効果があるのか?
日本では、昔から温泉を病気や怪我がの治療に利用してきたのはご存知だと思います。
また、薬用植物などをお風呂に入れた薬湯も同じように利用されてきました。
現在でも、5月の菖蒲湯や12月の柚子湯などの風習が残っていますね。
戦後、各ご家庭にお風呂があることが普通になると、入浴剤が販売され始めました。
炭酸入浴剤が販売された時には、爆発的に売れたのではないでしょうか。
現在では、たくさんの種類の入浴剤が販売されていますね!
・無機塩類系
・炭酸ガス系
・生薬系
・酵素系
・清涼系
・スキンケア系
各種類によって、温熱効果や洗浄効果、保湿効果、血行促進効果など期待される効果が異なります。
炭酸入浴剤は、特に血行促進を目的とした入浴剤です。
炭酸入浴剤は、温浴効果が高く、疲労、肩こり、腰痛、冷え性に効くとされています。
炭酸といえば、二酸化炭素です!
でも、二酸化炭素って呼吸で息を吐くときに出てくるものですよね・・・。
実は、その二酸化炭素が血行促進のために重要な働きをするのです!
炭酸入浴剤の入った湯船に入浴して血行促進する理由
①まず、お湯に溶けた二酸化炭素は、皮膚から体内にしみこみます。
②体内の二酸化炭素が増えると、体は酸素不足の状態であると認識します。
③そのため、懸命に酸素を細胞に送り込み、二酸化炭素を体の外へ運び出そうとします。
④その結果、酸素や二酸化炭素を運搬している血液を、たくさん循環させようと血管を広げ、血流量が増えます。
⑤すると、皮膚は血行がよくなって赤くなってきます。
⑥全身の新陳代謝が促進されることになり、入浴剤の入っていないお湯に入った時に比べ、入浴後の体温が高いまま維持されます。
このようにして、二酸化炭素は私たちの血行を促進させるのです。
でも・・・。
「体中が二酸化炭素まみれになって、なんだか体に悪そう・・・・」とも感じますね。
大丈夫なんです!
皮膚から体内に入った二酸化炭素は、肺から呼吸によって体外へ出されますので、身体の中に蓄積するようなことはないので、安心です。
もう一つ疑問があるとしたら、
「炭酸入浴剤を入れて入浴した人しか効果がないの?」
だと思います。
なんと、入浴剤が発泡した後、1~2時間は、二酸化炭素の効果が得られるそうです!
それでは、血行が良くなることが肩こり、腰痛などに効果があるのはなぜでしょうか?
体が冷えたり同じ姿勢を続けたりすると、血行が悪くなってしまいます。
血行が悪くなると、発痛物質や疲労物質が流し出されず体にたまってしまい、痛みやこりを引き起こします。
ということで、肩こり、腰痛ともに血行が悪くなることが原因です。
なので、腰痛、肩こりなどの改善策は、血行を良くして悪い物質を流しだすことなのです。
だから、血行促進してくれる、炭酸入浴剤は腰痛、肩こりの改善に効くのですね。
肩こり、腰痛に悩まされている方は、一刻も早く改善したいと願うものです。
二酸化炭素による血行促進効果は、その濃度が高いほど大きくなることがわかっています。
実際に医療などで利用している天然の炭酸泉は、お湯1リットルに対して、二酸化炭素が1000ミリグラム(1000ppm)以上溶けたもので、「高濃度炭酸泉」と呼ばれています。
ドラッグストアーなどで販売されている炭酸入浴剤で得られる濃度は、100ppm未満と言われています。
医療に使われている炭酸泉は1000ppmで、市販の入浴剤は100ppm未満・・・。
「市販の入浴剤って本当に効くの!?」
って思ってしまう数値ですが・・・。
100ppm未満・・・それでも、全く効果がないわけではありません!!
入浴のタイミングやお湯の温度を工夫したり、二酸化炭素がなるべく高くなる入浴剤を選んだりすることで、効果を高めることができます!
効果を高める炭酸入浴剤の使い方
①入浴するタイミング
二酸化炭素が体内に吸収されるためには、二酸化炭素がお湯に溶けている必要があるので、炭酸入浴剤が発砲し終わった後に入浴します。
1~2時間は二酸化炭素が溶解した状態が続くと言われています。
②お湯の温度
二酸化炭素は、お湯の温度が高いと溶けにくい性質があるので、37~38度で入浴するのが効果的です。
③二酸化炭素の量
血行促進は二酸化炭素濃度が高いほど大きくなるので、二酸化濃度が高い入浴剤を使うとさらに効果が高まります。
「二酸化炭素濃度の高いものがぜひとも欲しい!!」
と思ってしまいますよね。
あるんです!
ご家庭でも高濃度炭酸泉なみの二酸化炭素濃度の商品がありますので、ご紹介します!
高濃度 炭酸入浴剤は、「アートクライム 重炭酸SPA」がおすすめ
美容室やエステサロンなどで「美肌用」として販売されている商品です。
二酸化炭素濃度が医療で使われている高濃度炭酸泉と同じ1000ppmです!!
血行促進で、肩こり、腰痛にも良い他に、肌にツヤ、髪にハリを与えてくれます。
私は、Amazonで購入しています。
1600~1700円です。
一箱に36錠入っていますが、バスタブの大きさによりますが、一回3~5錠必要です。
手に届くお値段がうれしい限りです!
毎日とは言いませんが、疲れているなと感じたときに使っています!
毛穴の汚れを浮かせてくれる効果があるのでお肌がつるつるするし、体も芯から温まります。
髪の毛にも良いので、頭皮のすすぎにも使えます。
やはり、先ほどの入浴法で入らないともったいないですので、温度等気を付けてくださいませ。
また、炭酸入浴は、炭酸の粒のマッサージ効果でコリが改善されるのではなく、粒に含まれた二酸化炭素を皮膚で吸収することで血行促進を目指すので、お間違いなく!
原材料・成分
炭酸水素Na、炭酸Na、クエン酸、PEG-150、乳糖、ステアリン酸スクロース、シリカ
まとめ
毎日天然の炭酸泉や炭酸温泉のある銭湯へはなかなか行けませんし、お家で気軽に炭酸入浴しましょう!
もちろん100ppmの炭酸入浴剤でも、効果はそれなりにありますので、効果の高まる入浴法で効果を最大限に高めて使用しましょう!
寒い冬にも良し、夏の冷房による冷えにも良し、お肌にも良し、肩こりにも良しですね!