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生活

2022年4月1日から18歳が成年に!クレジットカードが作れる!

投稿日:2019年5月15日 更新日:

 

 日本では、成年年齢は20歳と民法で定められています。

約140年間、20歳が成年とされていたので、

「20歳(はたち)になったら大人の仲間入り」

というイメージが強いですね。

 それが、2022年4月1日から、民法の改正で

成年年齢が「20歳から18歳」

に変わることが決定しています。

2022年4月1日の時点で18歳と19歳の方は、2022年4月1日に新成人になるのです!

未成年にとって成人はあこがれだと思います。

親の同意なしにいろいろなことができる!!

お酒飲める!!

煙草を堂々と喫える!!

一人暮らししたい!!

など、人によっていろいろだと思います。

「それじゃぁ、民法改正のめでたさと成人になったということでビールでカンパーイ!」

と大人の仲間入りして、お酒でお祝いしたいところですが・・・・

実は、飲酒は、20歳からと据え置きです。

今回の18歳成年法では、18歳で成人するものの、20歳にならないとできないことも飲酒同様いくつかあります。

知らなかったでは、済まされないこともあります!

18歳で成人として可能とされる行為を、親としても知識として必要ですし、18歳から成人になる本人にとっても知らないとならないことです!

18歳になったらできるようになること、20歳までできないことの内容と、その他メリット、デメリットを含めてまとめました。

  

成年と未成年の違い

 「成年」って実際どんな人を指すのでしょうか?

 民法が定めている成年とは・・・

「一人で契約をすることができる年齢」

「父母の親権に服さなくなる年齢」

ということは、成年は、親の同意を得なくても、自分の意思でいろいろな契約ができるようになるということです。

今までは20歳未満の人が契約をしても、親などの「親権者」が承諾しないと無効にすることができたのですが、2022年4月1日からは、18歳以上の人が契約したら成立してしまうのです。

親権に服さないということは、住む場所や進路など自分の意思で決めることができるということです。

 反対に、未成年は、携帯電話の契約やクレジットカードをつくる時、住む場所や進路の決定は親の同意が必要です。

18歳成年法で変わること

 普段の生活に関する大きな違いを取り上げて、まとめました。

18歳からできるようになること(2022年4月1日~)

・10年有効のパスポートの取得

・公認会計士や司法書士、行政書士になれる

・親の同意なしにローンやクレジットカードの契約を結ぶ

・賃貸物件を借りる

・借金 など

行政書士試験には年齢の制限がないので、未成年者でも「有資格者」にはなれます。

しかし、行政書士登録ができません。

成年にならないと「行政書士」になれないので、それが可能になると言うことです。

20歳までできないこと

・飲酒

・喫煙

・ギャンブル

・養子をとる など

若年者の健康被害と非行を防止するということで、20歳未満の人の飲酒と喫煙は禁止されています。

若年者の「ギャンブル依存症」を防ぐなどの観点から、公営ギャンブルを行うことができる年齢は20歳以上のまま据え置きです。

ギャンブルとは、競馬・モーターボート・競輪・カジノなどを指します。

大人になったらやってみたいと思うものもありますが、20歳まで我慢ですね!

また、その他に、19才未満は、toto(サッカーくじ)を購入したり、譲り受けたりすることが禁止されていますので、ご注意を!

18歳成年法のメリットとデメリット

18歳成年法が2022年4月1日から施行され、その後のメリットやデメリットを考えてみました。

メリット

①10年有効のパスポートの取得

 今までは20歳以上から可能であった「10年パスポート」の申請が18歳からできるようになります。

未成年のパスポートを5年にしていたのは、子供は顔の骨格が変わるためでした。

18歳になればそのような心配はないということで、認められることになりました。

東京都で言うと現在10年パスポートは1万6千円、12歳以上の5年パスポートは1万千円なので、値段的にも安くパスポートを手に入れることができますね。

②公認会計士や司法書士、行政書士になれる

 今まで、20歳にならないと公認会計士や司法書士、行政書士になれなかったのが、18歳からなれるのです!

もし、その道を目指していたなら、2年も早くなることができ、楽しみになりますね!

デメリット

①親の同意なしにローンやクレジットカードの契約を結ぶ

 クレジットカードや借金は、未成年者であれば親権者の同意が必要ですが、成人年齢が引き下げられ、18歳から親の承諾なしでクレジットカードの申込ができます。

18歳っていうと、欲しいものがたくさんあります。

クレジットカードで好きなものをたくさん買える!!

と返済金額を考えないで、とりあえず購入してしまい、後々返済ができない金額になってしまい、リボ払いにし、そのリボ払いも雪だるま式に金額が積もり、返済地獄になる可能性があるかもしれないということです。

そして、最終的に若い年齢で

「自己破産」

になる可能性があるということです。

そうすると、今後の長い将来に影響が出てしまいます。

しっかりと返済の金額を見据えて、クレジットカードを使ったり、借金をしたリするよう、成年になる前に家庭内で話し合う機会を作ることが大切になります。

②悪徳業者からの被害

 悪徳業者から高額な商品や無価値な商品を購入してしまっても、契約が成立してしまいます。

それまでは、18、19歳は未成年者であることを理由に取り消すことができたのに、できなくなります。

本人が、しっかりと見極めて購入する力が必要になります。

こちらも、成年になる前にご家庭で話し合う機会を設けることが大切になります。

②18歳から親権に服さなくなる年齢になる

●その1

 一人親家庭に対する養育費の支払い期限を、「未成年まで」と約束してしまうと、一般的に高校3年生の途中で支払期限が来てしまうということです。

なので、養育費等の約束は、子供が高校や大学を卒業するまでなど、困らないよう期限を決めるようにする必要が出てきます。

●その2

 不登校児童や引きこもり者も、18歳(高校3年生の途中の人もいることでしょう)で、成年とみなされてしまいます。

保護者の方が、成年になっても未成年のころのように面倒を見てくれたり、支援してくれたりしてくれるのであれば、問題はありませんが、成年になったのだったら、後は自分で何とかしなさいと見放されてしまった場合、どうなるのでしょうか・・・。

「養育放棄」・・・

心配ですね。

 他にも、メリット・デメリットがあると思います。

まだ、法制度上の議論は続いているそうなので、今後付け加えらることなどあるかもしれませんね。

●その他、気を付けたい事

・男女ともに18歳にならなければ、婚姻できなくなります。

・18歳選挙権法で、選挙権年齢を20歳以上から18才以上に引き下げたのはご存知ですか?

2016年7月10日施行されています。

・成人式

 大人の仲間入りになったと心から実感できるのが成人式です。

しかし、18歳の多くは高校三年生の途中です。

その途中に成年に達してしまします。

ということは、成人式と大学入試の時期と重なってしまうのです。

もしかしたら、成人式の時期が変わるかもしれませんね。

まとめ

 2019年現在、18歳成年は今や世界基準です。

成年年齢に関するデータが取れる国地域の約77%は18才(もしくは16、17歳)が成年とされています。

アメリカでは、18歳成年45州、19歳成年2州、21歳成年3州です。

カナダでは、18歳成年6州、19歳成年4州、イギリスはスコットランドが16歳の他、すべて18歳です。

ちなみに、韓国19歳です。

成年の心得を持って、18歳を迎えられるといいです!

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