我が家の10才になるオス猫ロッキー君が4回目の肛門嚢炎になりました。
肛門嚢炎になり肛門嚢が破裂してしまうと、おしりの横に穴が開いて、出血してしまいます。
ロッキー君が肛門嚢炎になったのは、6才、8才、9才、10才です。
なる時期は大体同じで、毎年6~7月です。
2回目以降は、予防のために心がけたことがあります。
そのお陰かわかりませんが、今回は軽めです。
今回は、猫の肛門嚢炎の予防法についてまとめました。
※同じ状況になった方の参考になるように患部の画像がありますので、苦手な方はご注意ください。
肛門嚢炎とは
肛門嚢に炎症が起きたのが「肛門嚢炎」です。
肛門嚢は、肛門の左右にあり、マーキングする時に出す分泌液が入っています。
その分泌物は、興奮した時や排泄時などに排出されます。
肛門嚢から肛門へ分泌液を排出するための管が詰まってしまうと、肛門嚢内の分泌液に細菌が繁殖してしまいます。
そして膿になり肛門嚢内に大量に溜まってしまい、破裂してしまうことがあります。
分泌液が溜まりやすかったり、つまりやすかったりするのは体質で、個人差があるそうです。
肛門嚢炎になっていると、下記のような症状や行動が見られます。
・おしりを触ると変な声で鳴く
・うんちの量が減る
・うんちが出にくそうにしている
・突然走り出す
・お尻を気にする
・お尻をこする
もう少し様子を・・・としているうちに、あっという間に破裂してしまいますので、気になる時にはすぐに病院へ行きましょう。
肛門嚢炎の予防方法
動物病院で伺ったのが、下記の4つです。
①筋力の収縮により、肛門嚢の中の分泌物が肛門内に排出されるので、筋力の低下は、肛門嚢炎になりやすくなります。
なので、運動不足にならないように、毎日遊びを欠かさずにしてあげることが良いそうです。
②猫自体あまり水を飲まないのですが、水を飲む習慣がつくと予防につながるそうです。
③肛門絞りを定期的にするとよいそうです。
肛門絞りはコツがいるし、痛がるのを見ながらやるのは気が引けてしまう方も多いと思います。
動物病院やトリミングサロンでお願いすることができます。
④定期的に繰り返しなってしまう場合は、いつも肛門嚢炎になってしまう場所に抗菌剤(ビクタスS MTクリーム)を月に1~2回塗るとよいそうです。
肛門嚢炎予防~体験談~
肛門嚢炎に2回なってしまった頃から、予防するよう心がけていました。
最初に取り組んだのが、水分を取らせる作戦です。
かといって、猫に水を飲みなさいを言っても通じませんし、お願いしても飲んでくれません。
そこで利用したのが「ちゃおちゅーる」です。
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食にこだわりがあり、あるメーカーのカリカリしか食べないロッキー君がちゃおちゅーるを食べてくれるか心配だったのですが、大成功!
さすが、猫大好きちゃおちゅーるです。
毎日欠かさず1日1本与えていました。
それでも・・・1年後、3回目の肛門嚢炎発症(涙)。
その後、肛門絞りを定期的にすることにしました。
肛門絞りはとても痛がるのでできれば避けたかったのですが、肛門嚢炎での破裂の方が痛いだろうから、仕方なしの決断です。
いつも暖かくなる季節に発症するので、1月から毎月肛門絞りを病院でしてもらっていました。
また、ちゃおちゅーるによる水分補給は引き続き毎日続けました。
しかし・・・前回の発症から11か月後、いつも肛門嚢炎になる場所の毛に赤い液体が少々ついていました。
また、なってしまったのね・・・
と思い、病院へすぐに向かいました。
病院で患部の毛を剃ってみると、穴が開いていない!
これがその時の画像です。
斜めに入った傷は、以前に肛門嚢炎破裂をした時の傷跡です。
ぱんぱんに腫れています(涙)。
傷跡から血液がしみ出ていて、破裂寸前だそうです。
ちなみに破裂した時の画像がこちらです。
画像だとよく見えませんが、中の肛門嚢の内部まで見えています(涙)。
破裂していれば中を洗浄して処置するけど、今回は破裂していないので、抗菌剤(ビクタスS MTクリーム)と抗生物質(錠剤)で対応していくことになりました。
こちらがいただいた薬です。
気になる治療費は、診察、処置、薬すべて込みで1万円弱でした。
うまくいけば、炎症が治まって破裂せずに治るそうです。
と言うことで、自宅で看病開始!
2日目には、皮膚が一皮剥けて痛そうでしたが、この状態が続き5日後には腫れがなくなり回復しています。
今回は破裂せずに済みました!
まとめ
今回は、定期的に肛門絞りをしたことと、早期発見が良かったのだと思います。
回復後は、ちゃおちゅーるによる水分補給、定期的な肛門絞りに加え、月に1~2度の抗菌剤(ビクタスS MTクリーム)を塗ることで予防していこうと思います。
肛門嚢が破裂してしまった時の様子はこちらにまとめてあります。
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【画像】猫がおしりを痛がる肛門嚢炎!肛門の横に穴が開いて出血!
とても参考になる画像つき説明でわかりやすくて助かりました。ありがとうございました!繰り返すと言うことも知ることができ、今後気をつけていきますね。貴重な情報をありがとうございました。
コメントありがとうございます。
我が家の猫の場合、毎年同じ時期に肛門嚢炎の症状が出ます。
なので、その時期前くらいには肛門絞りをやってもらい、繰り返してしまう部位を毎日観察するようにしています。
早目に対処すれば、破裂を免れることができますので定期的に観察してあげましょう^^