以前、とれたてのマンダリンオレンジを食べる機会がありました。
オレンジ色がとても濃く、甘くておいしいマンダリンオレンジでした。
ふと、娘の方を見ると、おろしたてのシャツがオレンジのシミだらけになっていました。
いつもだったら、濡らしたタオルやウェットティッシュなどでふき取り応急処置をするのですが、
「家に帰ってから「ウタマロ石鹸」で洗えば、どうせ落ちるし~」
と、後は家に帰るだけだったので、シミをそのままにして帰宅しました。
帰宅後、さっそく「ウタマロ石鹸で洗うぞー」とごしごしすると・・・
手ごたえ全くなしでした(涙)。
今まであらゆる汚れを落としてくれた「ウタマロ石鹸」でしたが、なんと敵はフルーツだったのです。
実は、他にも、ぶどうジュースを娘が気に入っていたワンピースにこぼし、応急処置としてその場ですぐに水洗いしましたが、帰宅後染み抜きに苦労しました。
ひどい泥汚れでも、ウタマロ石鹸はするりと汚れを落としてくれます。
それなのに、なぜにフルーツの汚れは落ちないのでしょうか・・・。
実は、果汁の成分である糖や酸は、しばらく時間が経つと空気中の酸素などと反応してしまい、衣服に定着してしまいます。
定着してしまうと、ウタマロ石鹸もお手上げなのですね・・・。
とりあえず言えることは、外出先で果汁が付いてしまったらできるだけ早く応急処置として、水洗いしましょう!!
近くに水道がなかったり、席を立つことができなかったりする場合は、ティッシュで水分を吸い取り、ウェットティッシュやおしぼり、おしりふき等でできる範囲で、ふき取っておきましょう。
今までの果汁の染み抜きで効果があった方法をご紹介します!
洗える布についた果汁の染み抜き方法
★お家ですぐに染み抜きができる場合
3パターンの方法がありますので、用意するものを見て、1番できそうなものでチャレンジしてみてください。
●その1
・食器洗い用洗剤
・水
・歯ブラシ
手順
①ティッシュで水分を吸い取ります。
②食器洗い用洗剤シミにたらし、ブラシでシミをたたくようにして落とします。
③水で洗い流します。
④いつも通り洗濯をします。
●その2
・重曹
・水
・歯ブラシ
・ティッシュ
手順
①ティッシュで水分を吸い取ります。
②重曹を粉のままシミにふりかけ、シミの水分を吸い取らせます。
③ブラシでシミを吸い取った重曹を落とします。
③水で洗い流します。
④いつも通り洗濯をします。
●その3
・セスキソーダ
・水
・歯ブラシ
・ティッシュ
手順
①ティッシュで水分を吸い取ります。
②セスキソーダを水で溶かし、シミにふりかけ、ブラシでシミをたたくようにして落とします。
③水で洗い流します。
④いつも通り洗濯をします。
その1、その2、その3の③までの段階でシミが落ちなかったら・・・
①水にセスキ炭酸ソーダを溶かし、つけおきしましょう。
②その後、いつも通り洗濯します。
重曹やセスキソーダは、スーパーやドラッグストアのお掃除コーナーで購入できます。
自宅にいてどうしても時間がない時には、水洗い後、水にセスキ炭酸ソーダを溶かし、つけおきしておきましょう!
カーペットについた果汁の染み抜き方法
・炭酸水(無糖)
・水
・食器洗い用洗剤
・ティッシュ
手順
①ティッシュでシミの水分をふき取ります。
②炭酸水を含ませた古い布で、シミを落とします。
③食器洗い用洗剤を水で溶かし、古い布に含ませ、シミを落とします。
④水を含ませた古い布で、シミを落とします。
⑤古い布で水分をよくふき取り乾かします。
インテリアの布についた果汁の染み抜き方法
・炭酸水(無糖)
・水
・食器洗い用洗剤
・ティッシュ
・当て布
手順
①ティッシュでシミの水分をふき取ります。
②カバーなどで外せるものは、外します。
外せなくても、当てぬのができる場合は当て布をします。
②炭酸水を含ませた古い布で、シミを落とします。
③食器洗い用洗剤を水で溶かし、古い布に含ませ、シミを落とします。
④水を含ませた古い布で、シミを落とします。
⑤古い布で水分をよくふき取り乾かします。
まとめ
お子さんがいる家庭では、フルーツはもちろんのこと、オレンジジュースやぶどうアイスなど汚すチャンス・・・(汗)がたくさんあります。
でも、子供は汚そうと思ってわざとやっているわけではないので、怒りはぐっと抑えて、どっしり構えてシミを落としちゃいましょう!
重曹やセスキソーダはお掃除にも使える優れものなので、自宅にあると便利ですよ。
外出先で、果汁が付いてしまったらできるだけ早く応急処置として、水洗いしましょう!!
もちろん、自宅でも、すぐに対処できない時には、水洗いだけはしておきましょう!
時間が経って衣服にシミが定着してしまうことだけは最低でも防いでおくのが1番です!