↑苗を植えてから3週間後の田んぼ
5月末に田植えをしてから、約3週間が経ちました。
前回は、娘の人生初の田植え体験でした。
↑3週間前の田植えの様子
そして、人生初、田んぼに足を突っ込みました。
それだけでも、田んぼに足を入れた感触などでいろいろな感性が芽生えていたと思います。
さて、3週間ぶりに来た2回目の田んぼ。
苗は植えたころに比べ、2倍以上の大きさになっていました。
一か月ぶりに訪れた田んぼでの稲の成長ぶりに、娘は
わあ~(きらきらきら~と輝いているような声)
という気持ちの良い歓声を上げていました。
そして、田んぼにも活気が出てきて、たくさんの生き物が生息し始めてました。
今回は、田んぼの生き物観察と雑草取り、ぬか撒きをしました。
特に女の子なので、昆虫観察や昆虫捕りなどにはあまり縁がなかったので、今回の昆虫たちとの出会いは大きな経験になったことと思います。
パルシステムの「田んぼの学校」でお米になるまで月に1回のペースで体験させてもらっています。
田植えの活動に参加することで、食育から生態についてまで、普段経験できない、いい体験ができます。
それでは、どんな体験ができたのかをご紹介します。
田んぼの生き物観察
「田んぼの学校」に参加している子供たちは、田んぼの中にどんな生き物がいるか、田んぼの周りに行きのぞき込みました。
「あ~!オタマジャクシ!!」
「カエル!!」
「アメンボ!!」
など、元気な声がちらほら。
最初は田んぼの外から見ていた子も、うずうずして次々に田んぼの中に吸い込まれるように入っていきました。
ぬわーん
何とも言えない田んぼの中に足が埋まっていく感触を思い出しながら、生き物採集に熱中!
娘も
「自分で捕る!!!!手伝わないで!」
と集中して活動していました。
最初はオタマジャクシも捕れない状態だったのですが、30分経った頃には、コツを覚え、いろいろな昆虫をすいすい捕っていました。
この日のイベントでは、昆虫名人の先生が来ていて、捕った昆虫などを見せに行くと、解説してくれるので、子供は名人に自分の取った生き物を見せたくて見せたくて、名人の周りに群がっていました!
解説してもらっている間は、どの子も集中してお話を聞いていました。
子供も大人も、目が、きらっきら!
興味があることには、子供は絶大な集中力を発揮しますし、その時の話や内容はしっかりと身につきます。
お母さんお父さんたちも、子供に戻ったように、生き物採集していました!
今回、田んぼでこんな生き物に出会うことができました!
・モンシロチョウ
・アメンボ
・ゲンゴロウ
・ヤゴ
・ダンゴムシ
・ザリガニ
・イトミミズ
・ホウネンエビ
・オタマジャクシ
・カエル
・クモ
・タニシ
よくある名前がずらりと並ぶ中・・・・
ホウネンエビ
は、初耳の方が多いのではないでしょうか?
これがホウネンエビです↓
なんだかかわいらしいですよね。
大きさは、2~3cmくらいでした。
それ以上は成長しないそうです。
漢字では豊年蝦と書き、甲殻類の仲間です。
ホウネンエビがいる田んぼはいい田んぼだそうです。
田んぼや川の水をくんできて、飼うこともできます。
餌は、藻やメダカの餌をすりつぶしたものがいいそうです。
この田んぼは、農薬や除草剤などを使っていないため、たくさんの生き物の食物連鎖で、生態系を形成しています。
ということは、農薬や除草剤を使うと、害虫を食べてくれるクモやヤゴなどを含め、今日出会った生き物たちも、いなくなってしまうということですね。
そんなことも学ばさせていただきました。
また、このように田んぼに入ることは、除草の効果もあるそうです。
子供にとっても大人にとっても良い体験になりました。
その後、捕った生き物を田んぼに帰して、草むしりをしました。
この草むしりも子供にとっては新鮮なことで、草むしりも楽しくすることができました。
その後は、ぬかを撒いて、除草効果抜群です!
なぜ、田んぼに水を張るのか?
田んぼに水が張っているのは当たり前のこと過ぎて、なんで水を張るのか・・・ってあまり考えないと思います。
でも、畑では水は張りませんよね・・・。
ということは、理由があるはず!
実は、こんな理由があるんです!
②稲はもともとは、熱帯の沼地に生息していた植物です。なので、水を張った方が稲は元気に育ちます。
③田んぼの水を張ることによって保温され、冷害から守ることもできます。
④水を張ることで土壌の病害虫が住みづらくなります。
⑤大量の水をためる機能があるので、洪水を防いでくれます。
などなど、他にも理由はあるとは思いますが、上記のことが主な理由だそうです。
バケツ稲の中干し
稲の草丈が40cm以上になったら「中干し(なかぼし)」をすることを勧められました。
我が家のバケツ稲も、40cmを超えたので、中干しすることにしました!
稲の茎数が20本、草丈が40~50cm程度になったら、2~5日くらい水を抜きます。
土の表面が乾いたら、バケツの水を5cmくらい入れ、なくなったら足します。
中干をすると、土は酸素を取り込み、根は水を求めて伸びるので、丈夫な稲が育ちます。
中干しの注意点
・バケツ稲の場合、雨が入らず風通しの良い場所に移してください。
・土の表面が乾きにくい場合は、竹串などを数か所に突き刺すと、空気が入りやすくなります。
まとめ
家で勉強するのもよいことですが、外に出て、目で見たり、感触を味わっったりして、学習することもたまにはいいですね!
田植えのイベントは各地でたくさんありますので、検索してみてくださいね!
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