1年半前の乳がん検診のエコーで1cmほどの黒くて丸い影が見つかり、再検査になりました。
その時は、針生検で組織の一部を取りましたが、結果は悪性ではないと言うことで、経過観察していました。
しこりは特にありません。
それから1年が経ち、黒い影が1cm6mmまで大きくなってしまい、細かな検査ができる大きな病院へ移らせていただき、今に至っています。
これが私のエコー画像です。
今回は、乳房のMRI検査の体験談をまとめました。
MRIとは
私は以前に別の病気でMRI検査をしたことがあったので想像がついていましたが、初めてだと心配ですよね。
MRI検査は、強力な磁石でできた筒の中に寝転がって入り、磁石と電波の力によって、体の臓器や血管を撮影する検査です。
放射線を使わないので、被爆の心配がなく、安全です。
レントゲンなどの検査との体感的に違うのは、検査中に大きな音がずっと出ているところです。
「トントン、ビービービー」を言った、工事現場のような音です。
なので、ヘッドフォンや耳栓をして検査をします。
私の場合は、造影剤を使ったので、静脈に点滴に使うような針を刺して行いました。
(おそらく、乳がん検診の場合、造影剤を使う方が多いと思います。)
造影剤を使用することで、より鮮明に病変を確認することができます。
造影剤はMRI検査中に刺してあった針から体内へ注入されます。
注入されると少し冷たい感覚があるだけで痛みはありません。
また、この造影剤は尿で体外へ排出されるので大丈夫です。
後は、動かないように注意して寝転がっているだけです。
私の場合、食事制限はありませんでした。
マンモグラフィーではわかりきれないような多発乳がんを、MRI検査では見つけることができると言われている優れた検査です。
乳がんかどうか心配な方は、MRI検査をすることで、結果が良くも悪くも安心を買うことができると思います。
それでは、MRI検査の流れを書いていきますね!
乳房のMRI検査の流れ
①血液検査
MRI検査をすることが決まった日に血液検査をしました。
MRI検査で使う造影剤は、腎機能が悪い人には使えないので、血液検査をして調べます。
②MRI検査へ問診表を持って行く
問診表には、閉所恐怖症ではないか、体内に金属は埋め込まれているかなどの質問が書いてあります。
それらに答えておきます。
少し待つと、看護師さんが来て確認と説明をしてくれました。
まずMRI検査の際に身に付けないようにすることのチェックがありました。
貼り薬
アクセサリー
ヒートテックなどの発熱素材の下着
アイシャドウ
マスカラ
マニキュア
コンタクトレンズ
メガネ
かつら
義眼
義歯
義足など
ワンデーのコンタクトレンズの場合、替えを持って行くといいです。
また、化粧を落とすよう言われるかもしれませんので、化粧セットが必要な方は持って行くとよいです。
心配なことは、先生や看護婦へ伝えておきましょう!
チェック後、ロッカー室で検査着に着替えます。
化粧を落とすように言われた人は化粧を落とします。
コンタクトレンズをしている場合は、コンタクトレンズを外します。
MRI検査室に入るまではメガネの装着ができますので、必要な人はメガネを持って行くといいと思います。
③造影剤の針を静脈に刺す
看護師さんが点滴に使うような針を静脈に刺します。
細い針ですので、痛みは殆どありませんので心配ありません。
そのまま、MRI検査の順番を待ちます。
④MRI検査
看護婦さんに呼ばれ、検査室に入り、うつぶせで寝ます。
乳房が入る穴があるので、そこに合わせてうつぶせになります。
位置は医師が指示してくれるので心配ありません。
また、疲れないようにマット自体に凹凸ができているので、結構楽な体制で寝転がることができました。
ヘッドフォンをして、手に何かあったとにに連絡できるようにブザーを持たされました。
そして、MRIの機械の中に入っていきます。
ヘッドフォンから医師の声が聞こえるので、何の不安もありません。
検査の途中で「造影剤を入れていきますね」と言われ、造影剤が体内に入っていくのがわかります。
終始痛みは全くありませんので大丈夫です。
全く動きもせずに寝ているだけです。
20分くらいで終了です。
⑤着替えて帰宅
検査の結果が1週間後だったので、さっさと帰りました。
造影剤が早く排出されるよう、いつもより多めに水分を摂るように気を付けたくらいですね~。
食事やお風呂の制限もなく、普段の生活ができます。
しかし、造影剤によって蕁麻疹や吐き気などが稀に出るらしいので、その際には病院へすぐに連絡してくださいね!
⑥検査結果
MRI検査から1週間後、結果を聞きに行きました。
私の場合、エコーでは1か所に気になる病変があったのですが、MRI検査でもその箇所以外に異常が見られないことがわかりました。
それだけでも安心です。
しかし、100%乳がんではないとは言えないので、針生検を勧められました。
昨年も針生検をやっているのですが、今回はさらに多くの組織を取ることのできるマンモトーム生検をすることになりました。
病変の組織を取る「組織診」は何種類かあります。
①注射針よりも太い針をしこりに刺して組織を採取する針生検
②針生検よりもさらに太い針を刺してより多くの組織を採取するマンモトーム生検
③外科的にメスで組織を採取する外科的生検
私の場合、昨年は①をやり、今回は②をやることになりました。
私は、針生検をして良性と診断されたのに、数年後、やっぱり悪性だった場合があることを耳にしていたので、より多くの組織を取るマンモトーム生検をすることは大賛成でした。
多くの組織を取ることで、より詳しい結果を知ることができることは、安心につながります。
MRI検査の費用
私の場合は、造影剤をし、乳房のみのMRI検査で8380円でした。
検査の日は診察は無しでした。
病院や検査の内容によって違いがあると思いますので、参考程度でお考えくださいませ。
まとめ
乳がんかどうか心配な場合、何もしないで経過観察はきついです。
私の場合は、ほぼ良性だからとは言われてはいたものの、心配でたまらなくなり、大きな病院へ紹介状を書いてもらい精密に検査してもらうことにしました。
細かく検査することで、眠れないような日々から解放され、安心して生活できるようになりました。
もし、経過観察で心配な毎日を送られているようでしたら、MRI検査ができるような大きな病院へ移るのもいいものですよ!
次回は、マンモトーム生検の体験談をお伝えしますね!
過去の乳がん検診の再検査の様子はこちら
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