1年半前の乳がん検診のエコーで1cmの黒い影が写り再検査。
その時は「針生検」をし、良性の診断をいただき、経過観察。
それから1年後、黒い影が1.6cmになってしまい、大きな病院へ移り、MRI検査後の結果の判断で「マンモトーム生検(乳腺腫瘍ガイド下吸引術)」しました。
マンモトーム生検は針で刺すだけとはいえ怖いですよね・・・。
また、生検後、どのような痛みなのか、車を運転して行っても大丈夫なのかなど心配ですよね。
今回は、マンモトーム生検の体験談をまとめました。
マンモトーム生検とは
マンモトーム生検は、別名「吸引式乳房組織生検」や「乳腺腫瘍ガイド下吸引術」と言います。
病変の組織を取る「組織診」です。
「組織診」は何種類かあります。
①注射針よりも太い針をしこりに刺して組織を採取する針生検
②針生検よりもさらに太い針を刺してより多くの組織を採取するマンモトーム生検
③外科的にメスで組織を採取する外科的生検
私の場合、1年前に①をやり、今回は②をやりました。
マンモトーム生検の流れ
①エコー検査をする
いつものようにエコーで病変を確認します。
エコー画像を見ながら、マンモトーム生検をしていきますので、そのまま寝たままです。
②麻酔をする
私の場合2か所に麻酔を打ちました。
病変の上部と下部に届くように麻酔を打つので、結構深くまで麻酔の針を刺しました。
これは、病変の場所にもよると思います。
私の感想ですが、麻酔を打つ痛みは最初は「ちくっ」とはしますが、歯医者での麻酔やインフルエンザの予防注射の痛みよりは若干弱いように感じました。
人によって感じ方が違うとは思いますので、ご参考程度でお願いします。
飛び跳ねるほど痛いものではないので、心配ないと思います。
③皮膚を切開する
3mmくらい切開しました。
あっと言う間です。
多少ちくっとした気がするくらいです。
④マンモトーム生検の針を刺す
これが一番怖いですよね(汗)。
注射器が異様に大きいのと歯医者の歯を削る機械に似た音がするので、怖さがアップします。
エコー画像の画面を見ながら刺していきます。
私もエコー画面をずっと見ていましたが、病変に針が刺さっていく様子がよく見えました。
医師がぐいぐい力を込めて針を押し込んでいくので、気持ちが滅入りますが、痛みはほどんどありません。
生検中に1度だけちくっとする時があっただけです。
生検中は痛みがあるというより「気持ちが滅入る」ので、エコー画像に集中して見入っていると気がまぎれます。
私の場合は10分くらいで終了しました。
⑤止血をする
傷口と病変部分を10分ぐらい看護師さんが圧迫して止血をしてくれます。
その後、厚めのガーゼとテーピングでぎゅっと固定され終了です。
⑥終了
私の場合、痛み止めは処方されませんでした。
生検後2~30分後、麻酔が切れ、ズキズキ痛みました。
痛み止めを希望すれば出してもらえると思うので、心配な方は痛み止めを処方してもらうか、バファリン等の薬を持参するといいと思います。
私はそのまま、車を運転して帰りました。
我慢できないほどの痛みではないので、運転には支障ありませんでした。
じわじわ痛む感じです。
また、気持ちが滅入っているので、メンタルが弱い方であれば、車の運転はやめていた方がいいような気がします。
1日安静に過ごすことと、お風呂には入らないよう指示がありましたので、帰宅後は家でゆっくり過ごしました。
※乳房は血管がたくさんあります。
帰宅中に出血が止まらずに、病院へ戻る方も稀にいるようです。
ガーゼに血がしみ出ていないか確認しながら過ごしましょう。
マンモトーム生検後の痛みや内出血
マンモトーム生検後、じわじわ痛むのは半日くらいでした。
私の場合、午前中に生検をし、夜には動いていなければ痛みはしなくなっていました。
しかし、就寝しようと横になるとズキズキ痛みが始まりました。
傷口が痛むと言うよりは、針が通った部分の中身のお肉が痛いと言う感じです。
就寝前に痛み止めを飲んでおくと安心です。
翌朝からは痛みはありませんでした。
生検をして1日後の傷口はこんな感じです。
1年半前の針生検の跡はうっすらあります。
1年前の針生検で切開した大きさは今回と同じくらいだったので、薄く跡は残りますね(汗)。
内出血は、若干です。
また、凹むなどの変形は今のところ私はありません。
マンモトーム生検の費用
私の場合、診察料を含め、23890円でした。
診察や生検の内容によって金額の違いがあるかとは思いますので、ご参考になればと思います。
まとめ
マンモトーム生検は怖く感じますが、生検しないで「乳がんかも・・・」と不安な毎日を過ごすよりは断然いいと私は感じています。
私の場合は、良性と言われながらも、エコーの影が大きくなってしまったことで、不安になり、経過観察を穏やかにできるような気持ちにはなりませんでした。
良性と言われながらも、実は悪性だったと言う例があるからです。
そこで思い切って大きな病院へ紹介状を書いてもらい、病院を移りました。
大きな病院へ移ったことで、MRI検査をしたり、マンモトーム生検をしたりし、その細やかな検査をしたことが安心につながりました。
まだマンモトーム生検の結果は出ていませんが、昨年よりも組織を多くとったので、より確かな結果が出ることと思って安心しています。
良性だったら良し、悪性だったら早く気が付けてよかったとなります。
マンモトーム生検は怖いイメージがありますが、痛みはそこまで強くありませんので、「乳がんかどうか」と言う「不安」から解放されると思って頑張りましょう!
これまでの経過をまとめたのがこちらです!
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