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健康

【免疫力アップ②】腸内細菌を増やすと免疫が高まる!細菌に強い体に!

投稿日:2019年4月14日 更新日:

 「除菌」

今やどこでも耳にしたり、目にしたりする言葉ですね。

特に小さいお子様がいるご家庭では、除菌を徹底している方が多いと思います。

私もそうでした。

殺菌作用のあるグッズがたくさん売っていますし、使った方が良い気がしてしまいます。

でも、人間にとってよい菌まで除菌し過ぎで、免疫を低めてしまっている事実があることを知りました。

前回の第一回目は、食中毒に関する菌とその菌に負けないように免疫を付けるお話をしました。

第2回目の今回は、腸内細菌と良い細菌のお話をしようと思います。

そして、さらに免疫をアップさせ、悪い菌に負けない体づくりを目指していきましょう。

  

腸内細菌について

 腸の中には100種類以上の菌が住み着いています。

それだけでも驚きですが・・・

なんと!!

その数は100兆個以上ともいわれています。

 また、免疫細胞の約7割は腸に存在する と言われているので、腸内環境が整えば免疫力アップにもつながります。

この免疫細胞を活性化させることが、外部からの病原体と戦う免疫力の向上になります。

腸内細菌の多い人は、同じ条件でも食中毒になりにくいと言われています。

 よく耳にする腸内細菌は、善玉菌では「乳酸菌」、悪玉菌では「大腸菌」です。

実は、善玉菌も悪玉菌も、健康な腸を保つには欠かせないものです。

悪玉菌は悪いものだから、体内から無くしたい!って思いがちですよね。

私も事実を知る前はそう思っていました。

実際は・・・

悪玉菌を代表する「大腸菌」は、消化を助けたり、ビタミンを合成する役割を果たしています。

仮に、悪玉菌「大腸菌」を排除してしまったとすると、便秘や下痢になってしまいます。

しかし、悪玉菌の数が増えすぎると体調を崩します。

腸では、乳酸菌が大腸菌の増殖を抑えてバランスを取っています。

なんでもそうですが、過剰はよくないということですね!

腸内細菌は、種類や数が多いほど、免疫力が高まり、癌やアレルギーにもなりにくいことがわかっています。

それなら、腸内細菌を増やしていきましょう!!

腸内細菌の増やし方

①腸内細菌の餌になる、野菜や海藻、穀物など食物繊維の多い食品を食べる

②乳酸菌やビフィズス菌の豊富な食材を食べる

 ヨーグルト、乳酸菌飲料などです。

 また、きちんと漬けて作られたキムチには、ヨーグルトより体内で長く生き残れる乳酸菌が入っているのでおすすめです。

 キムチの栄養と効果についてはこちらへ
③肉類を多く食べ過ぎない

 悪玉菌の増殖につながり、腸内の菌のバランスが崩れます。

③子供の場合、外で遊んで、いろいろな菌に触れる機会を増やす

 日ごろから細菌たちと生活していれば、免疫力が高まると言われています。

 しかし、外遊びの後は手洗いうがいをしっかりしましょう。

清潔にしすぎることで免疫力が下がる

 実は、O-157は清潔社会が徹底されすぎて、腸内の大腸菌が住みにくくなり、約200種類の奇形種を生み出し、どうにか生き残ろうとした結果生まれた菌の一つなのです。

また、O-157での食中毒で重症になる方の多くは、清潔重視で育てられた人だそうです。

 殺菌作用の高いシャンプー、ボディーソープ、ハンドソープ、ウェットティッシュ、スプレーなど最近はたくさん販売されています。

私も大好きでした。

外出先で除菌のウェットティッシュを忘れたときは、動揺するくらいでした(汗)。

そして、ちょっと何かをしたら、ハンドソープで手を洗ったり、除菌スプレーをすり込んだりしていました。

それで手荒れをよくしていました・・・。

「菌は見えないから、身を守るために徹底的にしないと」と思ってしまいます。

 しかし、それが免疫力を下げてしまい、逆にいろいろな症状が出てしまっているケースがあります。

例えば、アトピーです。

清潔にしていた方がアトピーにならないのかと思い、子供が小さい頃は特に気を付けているご家庭も多いことと思います。

しかし、体の洗いすぎやウイルスを除去するための商品(ウェットティッシュやソープなど)を使いすぎて、体を守ってくれている「皮膚常在菌」を死滅させてしまった結果、アレルゲンが侵入しやすい体になってしまっていることが原因の場合があるそうです。

特に「生後2才」までは、皮膚の除菌のし過ぎに要注意だと言われたことがあります。

同じように、清潔にしすぎることで体の免疫力が低下し、花粉症や喘息も増えているのではないかと言われています。

普段の生活では、殺菌作用のあるものではなく、昔ながらの石鹸のようなもので十分なのだそうです。

また、ちょっとした汚れには、水洗いでもよいこともあると教わりました。

まとめ

 細菌は目に見えないから、心配になってしまいます。

でも、普段の生活ではあまり過剰にしない方が良いこともあるのがわかりました。

私も心配を胸に、普段の生活では子供に口うるさく除菌の声掛けをするのを控えています。

 第一回でお話しした、食中毒に関する菌はやはり排除した方が良いので、食事の準備や食事前は除菌を徹底した方がいいですね。

また、細菌は目に見えないからこそ、体内の免疫力を高めておくことが一番の安心につながるかもしれませんね!

腸内細菌を増やして、体・元気ですね!

 【免疫力アップ①】食中毒に関する菌についてはこちら

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