2年前に私の父親が帯状疱疹(たいじょうほうしん)になりました。
顔に症状が出て、左半分が麻痺した状態になってしまいました。
当時は、かなりの痛みがあったそうです。
2年たった今でも、痛みはありませんが顔の一部の感覚がないそうです。
昨年は、30代のママ友が帯状疱疹になりました。
湿疹が出て、痛みは無かったそうです。
ただの湿疹だと思い皮膚科に相談しに行ったら、帯状疱疹だとわかったそうです。
痛みが出る前に、治療することができたので、よかったです。
二人の症状を見てもわかる通り、症状は人それぞれです。
しかし、軽い痛みで済む方もいますが、夜眠れないほどの強い痛みを感じる方も多いそうです。
私の場合、父親が麻痺するほどの症状が出ているので、
自分もなる可能性があるかも!?
と思い心配でした。
たまたま、職場で帯状疱疹の予防接種を受けた方がいて話を聞くことができました。
ネットで調べると
帯状疱疹の予防接種の対象年齢は50歳以上です
と50歳以降からの予防接種を推進するものばかりが出てきました。
私は50代ではないので、受けられないのかな・・・?
と思ったり、
でも、30代のママ友もなったから安心できない・・・
と思ったりして、悩んでいる間に帯状疱疹になってしまったら嫌なので、かかりつけの病院に相談することにしました。
すると、
50歳過ぎた方が帯状疱疹になる可能性が高いから、50歳以降の予防接種を推進しているだけで、何歳でも受けることができる
ことがわかりました。
早速、帯状疱疹の予防接種の予約をし、接種してきました!!
80歳までに約3人に1人が発症すると言われている帯状疱疹。
今回は、帯状疱疹の原因と症状、感染するのかどうか、予防接種についてまとめました。
帯状疱疹の原因と症状
帯状疱疹は、「水痘帯状疱疹ウイルス」を原因として発症する病気です。
水痘帯状疱疹ウイルスは、初めて感染したときには「水疱瘡(みずぼうそう)」として発症します。
その後は、体内にウイルスがいなくなるわけではなく、神経節に隠れ住んでいるそうです!!
加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると、隠れ住んでいたウイルスが活動をし始めます。
そして増殖し、神経の流れに沿って神経節から移動し、皮膚に帯状に発疹が現れ、痛みを伴うなどの症状が現れます。
症状が現れやすい部位は、胸部が多いのですが、顔面など全身どこにでも現れます。
一般的に3週間くらいで治癒しますが、治癒した後も痛みが残ることがあります。
ウイルスによって、神経節が強い損傷を受けるので、痛みが生じます。
人によっては、かなり強い痛みを伴うことがあり、一般の鎮痛剤で沈痛させることが難しい場合も多くみられます。
重症化して入院治療が必要になる場合もあります。
ハント症候群を併発する場合があり、目や口の開閉が難しくなったり、味覚が低下したりし、生活に支障が出る場合もあります。
一般的に生涯に1 度しか発症しません。(免疫がかなり低下している場合は再発する時もあります。)
※帯状疱疹は、他の人感染しませんが、水疱瘡にかかったことのない人に、水疱瘡としてうつる場合があるので、要注意です!
帯状疱疹の特徴
・水疱が身体の片側の一部に集中して現れます。
・発熱する場合があります。
・時間が経つにつれて徐々に赤みが帯びます。
・皮膚がぴりぴりするような痛みを伴うことが多いです。
・発症後1週間くらいで皮膚症状が悪化することが多いので、初期の段階で治療できるとよいです。
・成人になってからかかることがほとんどですが、小児でもなる場合があります。
帯状疱疹の予防
治療が長引いたり、治癒後にも長期間にわたり、痛みが残ったりする人は少なくありません。
実際に私の父親も帯状疱疹後、唇の感覚がない部分があり、食べづらい症状が2年以上続いています。
帯状疱疹治癒後に、後遺症として痛みなどの症状が残ると、日常生活に支障をきたすこともあります。
そうならないためにも、帯状疱疹の発症を予防することと、発症しても早めに治療を開始することが大切になります。
帯状疱疹を予防するためには、どんなことができるのでしょうか?
まず、生活習慣の見直しが大切です。
なぜかと言うと、加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると、体内に隠れ住んでいた水痘帯状疱疹ウイルスが活動をし始めるからです。
・1日30分以上の有酸素運動を取り入れよう!
・食事は1日3食を決まった時間に食べよう!
・和食や野菜中心の食生活に変えてみよう!
・ストレス発散できることを日常に取り入れよう!
・睡眠時間は最低6時間以上とろう!
体調を整え、免疫力をアップしておけば、帯状疱疹はもちろんのこと、他の病気も防ぐことにつながりますね!
免疫を低下させないように体調管理を心がけましょう!
免疫アップについてはこちらへ↓
【免疫力アップ①】免疫力を高める食べ物で、食中毒を予防できる!
【免疫力アップ②】腸内細菌を増やすと免疫が高まる!細菌に強い体に!
次に、水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化を予防したり、発症しても軽症にしたりするためには、予防接種が有効だと言われています。
ワクチン接種をすることで、水痘帯状疱疹ウイルスへの免疫力を高め、病気の発症や帯状疱疹後神経痛を予防できる可能性が高まります。
ワクチンの免疫獲得率は高く、ワクチン接種を受けた人の90%の人が免疫を獲得できると言われています。
接種直後から翌日にかけて、発熱・発疹・じんましん・紅斑・かゆみなどの症状がでる場合があります。
接種後1~3週間頃に、発熱・発疹がある場合があります。
妊娠の可能性がある人と接種後2か月間は避妊するように言われました。
ちなみにお値段は8950円でした!
職場の人も9000円だったと言っていましたので、相場なのかと思います。
ちょっと、お高めですね・・・。
まとめ
帯状疱疹は、発症の予防、早めの治療が重要です!
帯状疱疹かも・・・
と思ったら、症状が軽くても、早めに医療機関を受診してください。
帯状疱疹だったら早めの治療で悪化を防げますし、ただの湿疹であればそれで良しです!
免疫を低下させないよう体調管理を心がけ、家族・元気ですね!