我が家のシンボルツリーのココスヤシ。
なんとなく幹を見ると蟻だらけ!
木の皮に穴が数か所空いており、ココスヤシに蟻の巣を作って生活している様子!!
こんなことが起こるなんて!!
黒いそこらへんによくいる蟻です。
黒い蟻って木を食べるの!?
桜の木や梅の木でこのような被害が起こりやすいようです。
今回は、木に蟻の巣を作られてしまった場合の対処法をまとめました。
木を食べる黒蟻はいるのか?
大切な植木に蟻が住み着いていたら焦りますよね(汗)。
大事な植木が食われてしまう!!と思ってしまいますよね(汗)。
でも、黒蟻は木を食べません!
蟻は木を食べているわけではないんです!
木の幹の皮が弱っている所に雨水がしみこみ、その部分が腐ってしまって柔らかくなったところに蟻が巣を作っただけなのです。
なので、蟻に食われるという心配よりも、その腐ってしまった幹部分のお手当ての心配をしないといけないのです!!
なぜかと言うと、その腐った部分からまた雨水がしみこんで更に腐ったり、その腐った部分から細菌や害虫が木の内部に入り込んでしまったりするからです。
実際に蟻の巣が作られてしまった幹を軽く触ると、崩れ落ちるほどもろくなっていました。
崩れた先には、大量の蟻と卵が・・・。
白いつぶつぶが蟻の卵です(汗)。
もう少し発見が早ければ、子供の自由研究に使えそう・・・。
蟻の皆さんには悪いのですが、木のお手当させていただきます。
蟻の巣を駆除して、木の修復作業
①幹が腐り柔らかくなった部分を取り除く
私は、棒のついたたわしでごしごししました。
綺麗に簡単に取り除くことができました。
柔らかい部分には蟻の穴だらけだったのですが、皮の内側の固い部分には穴はありませんでした。
もし、結構深くまで腐っているようでしたら、専門の業者にお願いした方がいいと思います。
日本樹木医会という団体があり、有料ですが木の治療をしてくれます。
②殺菌剤「トップジンMペースト」を塗る
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よく枝を切ったときに、そこから細菌が入らないように塗るやつです。
ホームセンターで売っています。
皮を取り除いた部分に塗りました。
「トップジンMペースト」は歯磨き粉のような感じで、先ほどの棒のついたたわしで塗りこみました。
まとめ
大切にしている木に大量の蟻が住み着いていると焦りますが、問題は蟻ではなくその木の腐食部分のお手当が大切です。
実は、蟻もまんざら悪くないのです。
種類にもよりますが、黒い蟻は害虫を食べてくれるし、白アリにも強いです。
蟻が腐った部分に住み着いてくれたおかげで、そこから白アリが木の内部に侵入できなくなっていたので、巣を作ってくれて良かったと思います。
白アリは生きている木でも弱っている木には入り込みますので(汗)。