糖質制限をすればするほど、痩せます。
痩せますが、健康を害してしまう場合があります。
なぜかと言うと糖質は人間の生命を維持するために必要な三大栄養素の一つだからです。
三大栄養素は、炭水化物(糖質、食物繊維)、脂質、蛋白質です。
かといって、糖質の摂取しすぎも、健康を害してしまいます。
私は以前に過激な糖質制限をし目標通り痩せたのですが、体調を崩したことがあります。
上手に糖質を摂取し、健康的にダイエットすることが大切です。
今回は、糖質の働き、糖質制限をし過ぎた場合の危険性、正しい糖質制限のやり方についてまとめました。
糖質制限ダイエットとは
一般的に行われている糖質制限ダイエットは、糖質を1食あたり20~40g、1日70~130gに制限します。
平均的に1日に摂取している糖質は、1日270~330gなので、半分以下に抑えるダイエットです。
ちなみに白米のご飯1膳(160g)には、58.88gの糖質が含まれます。
このダイエットの人気な点は、摂取カロリーを気にしなくてよいことろです。
糖質制限以外は、何も制限しなくてよいのです。
糖質とは
それでは、糖質を多く含む食品は何でしょうか。
・芋類(さつまいも、じゃがいもなど)
・根菜類(にんじん、ゴボウ、れんこんなど)
・果実類(りんご、ぶどう、バナナなど)
・粉類(小麦粉、片栗粉、コーンスターチなど)
・甘味料(砂糖、黒糖、きび砂糖など)
・清涼飲料水
・お菓子
上記の食品には糖質が多く含まれていますが、早く痩せたいからとこれらの食品を全く食べないと言うことは、健康を害することに繋がります。
なぜかと言うと、糖質は人間が生きていくうえで大切な栄養素だからです。
これらの食品から、脂質以外の栄養価を考え、良い糖質を見分けて摂取することが大切になります。
糖質の中でも、砂糖が中心となった食品は控え、糖質の他に栄養価を持った食品を選ぶとよいでしょう。
糖質の働き
糖質を摂取することで、体の中でどんな働きをするのかをまとめます。
・体のエネルギー源になる
走る、歩く、動くなど、日常を快適に生活するためのエネルギー源になります。
・脳を正常に働かせる
糖質が足りないと、思考能力が落ちます。
・体温維持
日々の気温の変化に対し順応できているのは、糖質が生み出したエネルギーのおかげです。
・心臓を動かす
健康を維持するためには欠かせません。
・血糖値を上げる
低血糖になってしまうと、冷や汗、動悸、意識障害、けいれん、手足の震えなどの症状があらわれます。
糖質が不足するとどうなるか?
・集中力低下
・疲れやすい
・筋肉量低下
・ホルモンバランスの乱れ
・自律神経の乱れ
・不眠
・イライラ
・低血糖の症状
(冷や汗、動悸、意識障害、けいれん、手足の震えなど)
私が過激な糖質制限ダイエットをした時には、思考能力が落ちたことと体力の低下を実感しました。
高校生の時だったのですが、部活ではレギュラー外され、学力はガクンと下がりました。
糖質を摂りすぎるとどうなるのか?
必要以上に摂り過ぎた糖質は、中性脂肪に変えられます。
内臓脂肪になってしまうので、肥満の原因になります。
また、通常は食後に血糖値が上がると数時間後には正常な血糖値に戻るのですが、糖質が多い食事を摂りすぎると血糖値が下がらなくなるなど糖尿病になる可能性があります。
正しい糖質制限ダイエットのやり方
1日に人間が必要とする糖質は、150gくらいと言われています。
過度の糖質制限をせずに、ある程度は糖質を摂取するよう心がけましょう。
健康に糖質制限ダイエットをするには、どのような点に気を付ければよいのかまとめました。
②空腹時に、糖質のみを摂取しない
③食物繊維を摂る
④3食少しづつ糖質を摂る
⑤砂糖や油、塩分を多く使った食品は控える
糖質制限ダイエットと言うとご飯を食べないイメージがありますが、ご飯には食物繊維やビタミンなどが含まれていて、糖質の中でもよい食品です。
白米のご飯1膳(160g)の糖質は58.88gですから!
空腹時に糖質だけを摂取すると、血糖値が急上昇してしまい健康に良くありません。
空腹時には、まずはサラダや肉、魚などのおかずを食べてからご飯などの糖質を摂るとよいでしょう。
朝ごはんは糖質を全く摂らないなど偏りを作ってしまうと、次の食事で血糖値の急上昇を招きかねませんので、3食どの食事にも糖質が取れるように心がけましょう。
まとめ
糖質を過度に制限すると、面白いように痩せるので楽しくなってしまうのですが、やりすぎは健康を損ねてしまいます。
糖質を全くとらないと言うのではなく、糖質をいつもより減らす方法で取り組んでいきましょう!
糖質以外は何でも制限なく食べることができると言う「糖質制限ダイエット」ですが、肉ばっかりなど偏りがあると、動脈硬化など別の病気を引き起こします。
バランスよく食べるのが1番です。
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